先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子がずっと嫌いです。なので成績ももちろん何に対してもやる気を出しません。努力しない人が嫌いなので益々嫌いになります。
息子を好きになることが私の目標です。でもできる気がしません。
子どもが反抗ばかりしてくると、いくら親であっても「嫌い」と感じることってありますよね。ではこの場合、どうすればいいのでしょうか。
今回は、子どもを愛せない時の考え方をまとめました。間違ったやり方をしてしまうと、親子の縁が切れてしまい、将来後悔することがあります。
お伝えする方法を行っていただければ、心は楽になり、日々のストレスも減ります。結果的に、家族の笑顔が増え、子どものことを「好き」と思える日が来るはずです。
子どもを嫌いになるのは自然なこと
まず相談者さんにお伝えしたいことは、「自分を責めないでほしい」です。
思春期の子どもは親に対して暴言を吐いたり、言うことを聞かなかったりすることがよくあります。
親も人間である以上、あまりにひどいことを言われたら嫌いになるのは仕方がないことでしょう。
ただし、親が子どもを嫌いでいる限り、子どもも親を嫌いになります。結果として、子育てがうまくいかなくなるでしょう。
自分自身の心のケアが第一
では、どうすればいいのか。まずは、親自身の心のケアをしましょう。
精神的に限界になるとうつのような症状になってしまうため、ここから改善することが必要です。そのための方法は、3つあります。
1つ目は「誰かに子育てを任せること」です。パートナーや家族に協力してもらい、子どもと距離を置きましょう。
一時的に子どもをフリースクールや寮に預けることも、選択肢として考えるのもありです。
※個別で連絡いただければ、道山が信頼できるフリースクールを紹介します。
2つ目は「カウンセリングを受けること」です。うつ症状や深刻なストレスを感じている場合、専門家に相談するといいです。
公認心理師などの専門家によるカウンセリングは、精神的な安定を取り戻すことにつながるでしょう。
3つ目は「時間的な余裕を作ること」です。パートナーに仕事を調整してもらうなどをして、リラックスできる時間を作りましょう。
無理に愛そうとせず、できることだけをやる
親が「子どもを好きにならなければ」と思っても、簡単になれるわけではありません。無理をせず、できることだけをやっていきましょう。
たとえば、家事をこなしたり、最低限の笑顔を心がけたりすることで、親自身の心の安定につながります。
また、子どもに声をかけることに無理を感じる場合は、何か聞かれたことだけ答え、最低限のコミュニケーションがとれれば大丈夫です。
子どもが落ち着いたり、自分自身の余裕が出てきたりするまでは、パートナーや家族に任せましょう。
本日のまとめ
子育てをしていて、悲観的になることは誰にでもあります。しかし「自分を責めないこと」が大切です。
親自身の心のケアが最優先なので、パートナーや家族に子育てを任せたり、カウンセリングを受けたりしてみましょう。
無理に子どもを愛そうとせず、まずは最低限の家事や会話などできることだけを続けていけばOKです。
明日ですが、「自信が持てない子どもの治し方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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