「子どもの能力を伸ばしたい」という気持ちから、必要以上に子どもを頑張らせすぎていませんか?
ここでやりすぎてしまうと、学校に行けなくなったり、自分の部屋に引きこもったり、ひどい場合はうつになったりしてしまうこともあります。
そこで本日は「子どもが潰れてしまう危険な子育て」を解説しましょう。手遅れになってからでは遅いので、間違った子育てをしていないかチェックしてみてください。
1.子どもに合わない教育をさせる子育て
わかりやすいのが、中学受験です。たとえば「将来の夢が医者」「成績は上位で勉強をするのも苦痛ではない」という子には、チャレンジさせていいでしょう。
医学部の合格率は私立の中高一貫校の方が高いため、夢が叶いやすくなるからです。また、中学受験のハードな勉強についていける可能性も高いでしょう。
一方、成績は悪く勉強も嫌いで運動が好きなタイプの場合、おそらく勉強よりも運動がしたいと思うはずです。
子ども本人が挑戦したいと言うなら別ですが、やりたくないのに無理やり続けさせるのはやめましょう。子どもが潰れてしまう可能性があります。
2.レベルが合わない環境に入れる子育て
たとえば周りの子よりもサッカーが上手いと、才能があるといえます。ただし、いきなりトップレベルのチームに入れたら、ついていけない可能性が高いです。
つまり、レベルが合わない環境に入れてしまうと、せっかく持っていた才能が潰れてしまいます。
まずは地域のサッカーチームに入れたり、部活動やクラブに入ってみたりして、どれくらいのレベルかを確かめるといいでしょう。
監督やコーチから「この子は才能がありますね。もっと上のチームに入れた方がいいです」と言われてから、ハイレベルのチームを考えても遅くはありません。
3.期待しすぎる子育て
子どもが賞をとったり何かの分野で褒められたりすると、「もしかしてプロになれるかも?」と期待してしまうこともあるでしょう。
しかし、その期待を出しすぎるのは危険です。親子関係がいいと、子どもは「絶対に親の期待を裏切ってはいけない」と思ってしまうからです。
頑張りすぎる生活が続いて、いずれ「もう無理」と言ってやめてしまうか、限界まで頑張って倒れてしまうかのどちらかになる可能性があります。
そのため、子どもへの期待は本人には伝えないようにしましょう。才能や頑張りは認めつつ、気遣いをするサポートが大切です。
本日のまとめ
子どもに合わない教育、レベルが合わない環境に入れる、期待しすぎる。これら3つの子育て法は、子どもが潰れる可能性が高く、かなり危険です。
コントロールを手放すことを意識し、子どもの要求にできる限り応えるようにしましょう。親が子どもに真剣に向き合うことで、子どもも変わっていくはずです。
明後日ですが、「過保護と過干渉の違いと具体例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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