先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どもが学校を遅刻をしても反省する様子がなく、まずいと感じていないように見える場合があります。
そのようなときは、期待する基準を思い切って下げて、『命さえあれば良い』くらいの気持ちで見守るしかないのでしょうか?
子どもが遅刻を続けていると、どう対応すべきか悩みますよね。
今回は「子どもに求める基準を下げるべきか」について解説しましょう。
間違った対応をすると、うまくいくものもいかなくなってしまいます。
スムーズな対応をすれば、親子関係が改善し、遅刻も減っていくはずです。
基準を下げる前にやるべきこと
基準を下げる前に、まずやるべきことがあります。それは、遅刻が良くないことだと伝えることです。
遅刻をすると、授業についていけなくなります。グループ行動もあるため、他の子にも迷惑をかけてしまうでしょう。
そのため、きちんと時間には行かないといけないことを伝えましょう。通常は、これで理解ができます。
もし理解できない場合は、高校受験で行きたい学校に行けなくなる、単位が足りなくなって留年するなど、自分に起きる悪影響を伝えましょう。
頑張ってもできずに開き直っていることも
良くないとわかっていても、朝起きられない子もいます。何をすればいいかわからず、出発が遅くなる子もいるでしょう。
その結果、「仕方がない」と開き直る子もいます。こういった場合、親ができるようにサポートをしましょう。
いつもより早く起こす、やることリストを作る、カウントダウンタイマーをつけるなどが効果的です。
このようなサポートをしていけば、時間通りに行けるようになります。
正しい基準の下げ方
もちろん、子育てにおいて基準を下げることも大切です。「命さえあれば十分」という気持ちがあれば、イライラも減ります。
ただし、目の前の問題については、基準の下げ方を工夫しましょう。
たとえば、毎日遅刻せずに行けたらOKという基準ではなく、週に3回以上行ければOKという基準に下げるのです。
すると、今週は3回遅刻せずに行けたと褒められます。子どもは自分のことを認めてくれる親のことが好きになり、親子関係も良くなるでしょう。
本日のまとめ
基準を下げる前に、まずは遅刻が良くないことを伝えましょう。授業についていけない、他の子に迷惑をかけるなど、具体的に説明することが大切です。
それでもできない場合は、朝起こしてあげる、やることリストを作るなどのサポートをしましょう。
また、毎日ではなく週3回以上行ければOKにするなど、目の前の問題の基準を下げることも大切です。
明日ですが、「塾をやめても成績が伸びた理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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