PTA役員はどのように決まっているのか?

くじ引き

先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

今年度、私は小学校のPTAの副会長をしています。幼稚園のときには、専門部の副部長をしました。

そして来年度 、今度は中学でPTA会長をすることになりました。全てくじで決まり、全部大きな役員ばかりが当たりました。

今回ばかりは相当ショックを受け、この一年忙しく副会長として本当に精一杯頑張ったのにこれでは許されないのかと思いました。

会長くじを引いたときには、言葉も出ず涙も出ませんでした。今のこの重圧からやっと解放されると思っていたのに、更に大きな重圧がかかりどうしてもまだ気持ちが重いままなのです。

全然当たらない人は小学校でも、中学校でも当たりません。私が役に当たるのは必然なのでしょうか?

自分がPTA役員になってしまうと、なぜ自分は役員になってしまったのか?と悩む方が多いと思います。

そこで本日は、PTA役員がどのように決まっているのか?について答えられる範囲でお伝えしたいと思います。

基本的な仕組みさえ理解しておけば、PTA役員にならないためにはどうすべきか?という戦略を立てられるようになるかと思います。

PTA役員を決める2つの方法

資源回収
まずPTA役員を決める方法は地域や学校によって異なります。かなり特殊な決め方をしている学校もあります。

私が担当していた地域では、主に次の2つの方法でPTA役員を決めていました。あなたの学校との違いをチェックしてみてください。

子どもにくじを引かせる

資源回収などの時に子供本人にくじを引いてもらい、当たりが出た人が役員になるという形です。当たりが出たらすぐに役員になるというわけではなく、当たりが出た子どもの親に教師が電話をかけてお願いする形になります。

この決め方のメリットは、公の場でくじを引いているため、基本的には運だけで決まるということです。

一方デメリットは、資源回収を休んだ子の親は役員にならないため、その部分で不公平さが生じてしまうという点です。

学校側でランダムに決める

学校側でくじを引き、ランダムに決めるという方法です。実際に学校できちんとくじを引いているため、公平さは保たれています。

ただ保護者側からすると「仕組まれているのではないか」と疑ってしまうこともあります。

このパターンだと全員が公平に当たる可能性があるので、不公平さが生じないという点が大きなメリットです。

私が勤めていた地域では、上記の2つの決め方で決めていました。私が今の仕事を始めてからは、全国のお父様お母様から情報をもらうことができます。

その結果以下のような決め方をしている地域も多いです。

現在の役員が声をかける方式

PTA
予めプリントで推薦する人がいるかどうかを全生徒の保護者にアンケート調査します。

そのアンケートを参考にしながら、現在の役員が声をかけてお願いをするという方式です。

一応全生徒の保護者にアンケートを取っているため、公平性が保たれていると考えられるのですが、どうしても現在の役員のママ友パパ友にお願いをする形になってしまいます。

地域班での話し合い方式

廃品回収を一緒に行うグループ(通称地域班)ごとに集まり、話し合いで1名候補者を出します。その後、その候補者の方が集まって話し合いやくじ引きをして決めます。

日ごろから仲の良い地域班であればスムーズに決まるのですが、あまり交流がない地域だと決めるのに時間がかかります。

ポイント方式

ボランティア活動に参加をしたり、何かの役員に参加をしたりするとポイントが付与されます。そのポイントが少ない人がPTA役員になるという方式です。

一度PTA役員をやると大きなポイントが付くため、再度PTA役員になることはほとんどありません。

ただ役員としての義務を果たすことが困難な人がPTA役員になる可能性があるので、そういった意味では他の役員の負担が大きくなる可能性があります。

説明会方式

説明会が開かれて、そこでどういった仕事があるのか説明を受けます。その後立候補を募り決めます。立候補がない場合はくじになります。

説明会に参加しない人は、当たることがないので、徐々に説明会に参加する人が減ってくる可能性があります。

絶対に役員にならない人がいる?

外国人
どのパターンもできる限り公平性に決めています。ただここで1つ気になることがあると思います。例えばくじや学校側が推薦して決める場合、本当にランダムに決められているのか?という点です。

あまり大きな声では言えないのですが、絶対に役員にならない人がいるのは事実です。ただそれ以外の方は、本当にくじで決められています。

ではどういった方が絶対に役員にならないのかと言うと、例えば身体に障害があったり、母親が外国人で日本語が話せないという方です。

こういった方の場合、他の役員の方に迷惑がかかってしまうため、学校側でくじから外すことがあります。

それ以外の方は本当に公平にくじで決められています。

メリットもたくさんあります!

飲み会
PTA役員になると自分の時間がとられてしまうという点で大きなデメリットがあります。

しかしメリットもたくさんあります。私が考えるメリットは主に2つです。

先生と顔見知りになる

1つは学校の先生と仲良くなれるということです。特に飲み会や資源回収の手伝いなどのときには、先生と楽な気持ちで話ができます。

普段懇談会なのでは聞くことができないような、裏話を聞くことができることがあります。

ちなみにうちの母親もPTA役員をやっていたのですが、今でも当時の先生たちと年に1回飲み会をしています。

ママ友ができる

もう一つは地域の方と知り合いになれることです。同じような子供を持っている方と仲良くなれるというのは、非常に大きなメリットです。

そういった繋がりから子供のいじめや不登校などの問題を知ることができたり、進路や学校の行事のことでわからないことがあったとき、お互いに支え合うことができます。

こういった2つの点からPTA役員をやることは全てデメリットだけではありません。もし決まってしまった場合は前向きに考えて進めていくと良いと思います。

勉強会を無料で行います

体育館
参考までに、PTA役員の方が主催する勉強会が、年に1~2回行われると思います。

もしあなたが来年度役員になってしまい、勉強会を企画しないといけないという時期になりましたら、私でよければ無料で行います。

※交通費+レジュメ代として、3~4万円頂けるとありがたいですが、それすら難しいという場合は私のサポート会社が負担することも可能です。

講演内容は、「思春期の子育て勉強会」と同じ内容を行います。もし誰かを呼ばないといけないと悩まれたのであれば、一度お声掛けください。

>>道山ケイへの講演会の依頼はこちら

明日ですが、「仕事以外のコミュニティを創ろう」というお話します。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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