先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の娘はリストカットをしています。原因は学校、私たち夫婦の過干渉によるストレスだと思います。
心配している、体を傷つけないで欲しいと伝えていますが「そういう事を言うのやめて!」と言ってきます。
この場合、どのように自分の体を傷つけるのは良くないと伝えたら良いですか?リスカの話をするスクールカウンセリングも受けたくないと言っています。
リストカットは、若者の間で多く発生していて社会問題となっています。親としては、どうしてそんな危険なことをするのか理解が難しいでしょう。
しかし、「やめなさい」などの言葉では、やめさせることは難しいです。大切なのは、リストカットをする根本的な原因をなくすことです。
親としてそこをきちんと理解して適切な対応をしていくことができれば、少しずつ改善に向かってきます。
その結果、お子さんの人生もいい方向に変わってくるでしょう。
言ってはいけない2つの言葉
リストカットをする子どもに、「何やってんだ」「もっと頑張れ」と頭ごなしに叱るのはやめてください。
そもそもリストカットをする原因は、日々のストレスや不安感があるからです。その気持ちを、リストカットで紛らわしています。
このように叱ってしまうと、「私はどうすればいいの?」「この気持ちはどう解消すればいいの?」と感じます。
すると、よりストレスや不安がたまり、リストカットもひどくなってしまうでしょう。
やめさせるのではなく、原因をなくす
そこで大事なのが、「リストカットをやめさせる」という発想ではなく、「原因をなくす」ことに目を向けることです。
たとえば、現在子どもにとって居心地のいい家庭になっていますか?
- 家で親から暴言、暴力がある
- 親から認めてもらえない
- 家で食べるものがない
- 両親が毎日喧嘩をしている
もし子どもにとって安心して生活できる家庭になっていなかったら、まずはそこを改善しましょう。
また学校でストレスを感じていたら、その原因を取り除くことも大切です。
これがなくなれば、子どもとしてもリストカットをする必要もなくなります。
リストカットする子にかける言葉
また子どもが何を望んでいるのかを考えて、それを満たしてあげましょう。
- 「つらい思いをさせてごめんね」と寄り添ってあげる
- 子どもの好きなハンバーグを作ってあげる
- 学校に行けていなくても「心が元気になるまでは家でゆっくり過ごそうね」と言ってあげる
子どもの心が満たされれば、リストカットという行為をすることはなくなります。
本日のまとめ
リストカットをする子どもに、「何やってんだ」「もっと頑張れ」と頭ごなしに叱るのはやめてください。言ったところで、やめさせることはできないからです。
子どものストレスや不安感といった、根本的な原因を取り除くことが大切です。過干渉をやめて、子どもの心を満たしてあげましょう。
明後日ですが、「不登校からオール5を取った成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!リストカットする子に言ってはいけない言葉
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