先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学3年男子の母です。ワンランク上の志望校を目指すべきか、ワンランク下の志望校に入って指定校推薦で大学進学を目指すべきか。
どちらがいいでしょうか。息子は向上心はありますが成績が伴っていません。
偏差値の高い高校と低い高校、それぞれのメリットやデメリットがあり、迷っている方は大勢いるでしょう。
そこで本日は、こういった場合に基準となる大事な考え方をお伝えします。正しい志望校選びができれば、充実した高校生活が送れます。
一方、誤った選び方だと、せっかくの向上心もなくなってしまうでしょう。
高校受験だけでなく、大学受験やその後の人生での選択において使える考え方です。ぜひ、親子で考えるきっかけにしてみてください。
子どもの性格によって考え方は違う
今回のテーマですが、子どもの性格によって、どちらがいいかは変わります。
負けず嫌いの子の場合、高いところに入れた方がいいでしょう。頑張って周りのレベルについていこうとするため、伸びていくからです。
一方、ストレスに弱いタイプの場合、低いところの方がいいでしょう。周りとの差で劣等感を感じ、学校が辛くなってしまうからです。
HSP(敏感なタイプ)や争いをしたくないタイプも同様です。少し頑張れば上位にいられるというレベルが、適しているといえるでしょう。
見学に行けば答えは決まる
ただし、子どもの性格だけで決めるのではなく、行きたい条件に合う学校は見学に行って決めることが大切です。
家からの距離、先輩や受験生の雰囲気によって、行きたいかそうでないかがわかるからです。
たとえ負けず嫌いの性格で、偏差値の高い高校に受かったとしても、家から片道2時間かかるとしたらどうでしょう?
相当な覚悟がないと、3年間通い続けるのは難しいと思います。つまり、志望校に迷いがある場合、見学に行って実際の高校生活をイメージすることが大切です。
高いレベルを目指すなら押さえが重要
上記を踏まえて、高いレベルの学校を目指すことにしたとします。この場合、99%合格できる学校を2つ以上は受けるようにしましょう。
間違いなく受かる学校を受けておくことで、安心してチャレンジできるからです。2校受ける理由は、予期せぬことが起こるのが受験だからです。
当日インフルエンザになったり、雪で電車が止まってパニックになったりすることもあるでしょう。その時のためです。
高校の偏差値が上がれば上がるほど合格率は下がるため、押さえの学校をしっかり受けておくことが大切です。
本日のまとめ
子どもの性格によって、目指すべき高校の偏差値レベルは変わります。
負けず嫌いの子は高いところ、ストレスに弱いタイプの子は低いところを選んだ方が、充実した高校生活を送ることができるはずです。
また志望校に迷いがある場合、見学に行って実際に高校生活をイメージすることが大切でしょう。
明後日ですが、「リストカットする子に言ってはいけない言葉」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!高校の偏差値は高いor低いどっちがおすすめ?
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