お子さんがスマホやゲームばかりで、全く勉強をしない状態だと心配になりますよね。
今回は「叱るのをやめたらスマホ漬けの息子との会話が増えた事例」をお伝えしましょう。
同じように対応すれば、親子関係が改善します。子どもから話しかけてくることも増え、約束を守れるようになるはずです。
山里さんの成果報告


山里さんのお子さんは中学3年生で、毎日スマホを触っていました。
休日は1日中オンラインゲームをしており、スマホの約束も守れなかったそうです。
悩んでいた時に、私と公認心理師の小井出先生が行った「スマホゲーム依存解決勉強会」に参加してくださいました。
そこでお伝えしたことを実践した結果、以前より子どもから話しかけられるようになり、勉強という言葉への拒絶反応も改善。
スマホの約束も守れるようになりました。また、守れない日があってもイライラしなくなり、落ち着いて子育てができるようになったそうです。
親が行った3つのサポート

山里さんが実践したことは、主に3つあります。1つ目は、スマホの約束を決め直したことです。
親が一方的に、「夜10時まで」というルールを決めていたのをやめました。かわりに、子どもの意見も尊重して、ルールを決めるようにしたのです。
2つ目は、守れなくても強く言わないようにしたことです。人間は、100%完璧に決めたことを守れるわけではありません。
守れない時があっても、人間らしいことだと受け止めるようにしました。
3つ目は、子どもの要求をできるだけ聞くようにしたことです。たとえば好きな料理を作ったり、子どもの話をしっかり聞いたりしました。
なぜ約束を守れるようになったのか

これらを行ったところ、子どもは変わりました。なぜか。理由は、2つあります。
1つ目は「愛情バロメータが上がったから」です。子どもが親の愛情を感じてバロメータが上がると、子どもは親のことが好きになります。
その結果、好きな親との約束を守ろうと思えるようになるのです。
2つ目が「ルールを決め直したこと」です。親が一方的に決めてしまうと、そもそも最初から守れない状態でスタートしてしまいます。
子どもの事情も考慮して一緒にルールを作ったことで、きちんと守れるようになったのです。
本日のまとめ

このようにスマホやゲーム依存の改善には、愛情バロメータを上げることと守れるルールを一緒に決めることが大切です。
また、人間はやることがないと暇つぶしでスマホやゲームを触ってしまうので、他の楽しみややるべきことを見つけることも重要でしょう。
今回お伝えした方法を実践すれば、お子さんのスマホゲーム依存は必ず改善できます。
なお、より具体的な愛情バロメーターの上げ方やルールの決め方については、思春期の子育て無料講座でも詳しく説明しています。こちらもご覧頂けると幸いです。
>>思春期の子育て無料講座
明日ですが、「提出物ができない子のやる気を引き出す方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ






































































































































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