祖父母の過干渉で子どもが荒れるときは?

厳しい祖父

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

実母や義母が私の子供のことに対して、過干渉です。実母と同居していて、すぐに孫に勉強や学校の態度などの悪さを注意してきます。

この場合は、子の親である私は実母にどのように接して、どのように言えば理解してもらえますか?

最近「祖父母の孫への接し方を知りたい」「祖父母のせいで子どもが荒れて困っている」という相談をよくいただきます。そこで今回は、理想的な祖父母の孫への接し方をお伝えします。

親の子どもへの向き合い方と、祖父母の孫への向き合い方は違います。子どもが喜ぶ接し方と、間違った接し方をして子どもが荒れる場合の対処法をご紹介します。

もしお父さまやお母さま(お子さんからしたらおじい様やおばあ様)が、お子さんへの向き合い方で悩まれていたらお伝えいただければと思います。

※注意※

本日のお話は、親がきちんと子育てをしていることが前提です。親がいないとか、親がネグレクトで祖父母が親代わりみたいなケースだと、少し考え方が変わります。あらかじめ、ご理解いただければと思います。

理想的な孫への接し方

優しい祖母

理想的な孫への接し方は、2つあります。

1つ目は「しつけはしない」ことです。しつけをするのは、親の役割だからです。

たとえば、親せきの子どもや子どもの友達に対して、しつけはしないですよね?それと同じです。しつけをするのは、「親」と「学校の先生」になります。

2つ目は「できるかぎり要求だけ聞く」ことです。

「家ではゲームを長時間できないけど、おばあちゃん家だったら許してくれる」ということもあるでしょう。

その場合、「お母さんに見つかったら知らないよ」というくらいで、許してあげたほうがいいです。

なぜなら子どもは「癒しを求めて、祖父母のもとに来るから」です。祖父母の家も厳しすぎたら、おそらく遊びに来なくなってしまいます。

甘やかしすぎくらいがちょうどいいです。

祖父母が過干渉なら?

話し合い

今回の相談者さんのように、祖父母が過干渉傾向なら、まずは「私の子なんだから口出ししないで」と伝えましょう。

自分の親なので、言うべきことはしっかり伝えたほうがいいです(実母の場合)。義母の場合は、夫or妻に伝えてもらうのが良いでしょう。

嫁、姑の関係で伝えると何かと角が立つからです。実の子である夫や妻から言ってもらうのが、スムーズでしょう。

それでも変わらないときは?

寂しい祖母

こういったことを伝えても「あなたが甘やかすから、●●は学校に行かないんでしょ!」と言って祖父母が変わらないこともあります。

この場合、こちらから距離を取りましょう。すると、孫と合えなくなるので寂しくなってきます。いずれ「最近来ないわね。次はいつ来るの?」と言ってきます。

そのタイミングで「何も言わないなら行く」と伝えましょう。孫と会えないくらいなら、言わなくなるはずです。

ただし、子どもがそもそも「行きたくない」と言っているなら、無理に連れて行かなくてOKです。

親も大事ですが、いちばん大事なのは子どもだからです。子どもの気持ちを尊重してあげましょう。

本日のまとめ

笑顔の子供

理想的な孫への接し方は、しつけはしないこと、孫の要求だけを聞くことです。祖父母の過干渉は、口出ししないでほしい旨を伝えましょう。

祖父母が変わらないなら、距離を取ります。むこうが寂しくなったタイミングで、何も言わないなら行ってあげても良いでしょう。ただし、子どもの気持ちが最優先です。

明日ですが、「行ってはいけない高校の特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!祖父母の過干渉で子どもが荒れるときは?

記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります

最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。

クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。

あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。

nblog1

関連記事

  1. 将来の夢

    夢があるのに努力できない子のサポート法

  2. テスト勉強

    テスト習慣のおすすめ生活リズムとは?

  3. 本

    不登校で悩んだ時のおすすめ本

  4. 勉強部屋

    集中力がアップするための机の配置

  5. 落ち込む

    成績が下がった子どもへの声かけ法

  6. 時間

    時間を守れない中学生への対応法

  7. そろばん

    習い事と遊びどっちが大事?

  8. 不登校

    子どもが学校に行かない3つの原因

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP