テスト後に勉強のやる気がなくなったら?

やる気を無くす中学生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

この4月から新中学で毎日遅刻もせず行けています。1学期の中間テストでご褒美作戦をたてましたが、とても点数が悪くもう学校嫌だとなりました。

励ましてまた行けたのですが、期末テストもテストの点数がとれず落ち込み、もう勉強しないと言われてしまいました。そっとしておいていいもんでしょうか?

勉強したのにテストの結果が悪いと、勉強へのやる気がなくなってしまうこともあります。そうなると、親としてはどうしたらいいか困ってしまいますよね。

今回は、そんなときにできるサポート法をお伝えします。しっかり実践すると、お子さんが勉強へのやる気を取り戻すはずです。いずれ成績も上がると思います。

考えられる2つの原因

プレッシャー

今回の相談者さんのお子さんの場合、きちんと学校に行けていて勉強もしています。そのため、愛情バロメータは比較的高い状態でしょう。

それでいて勉強へのやる気を失ってしまう原因は、2つ考えられます。1つ目は、親が完璧主義になっていることです。テスト勉強をしても、結果が出ないこともよくあります。

そんなとき、親が「これがよくなかった、あれがダメだった」などとダメなことばかり指摘すると、子どもはやる気をなくします。きちんと努力したなら、その部分を褒めることが大切です。

2つ目はサイレントプレッシャーをかけていることです。ごほうび作戦を決めた後「勉強しなさい」という、見えないプレッシャーをかけてしまうことがあります。

これをすると、子どもは勉強自体が楽しくなくなります。今回の相談者の場合、このどちらかor両方が原因として考えられるでしょう。

完璧主義をなくす方法

ご褒美

まずは、完璧主義をなくしていきましょう。たとえば、ご褒美の設定を変えることが大切です。そもそもご褒美作戦は、子どものやる気をUPさせるものです。

ご褒美を決めたからといって、絶対に勉強しないといけないわけではありません。ご褒美を決めた後は「上がらなくていいよ」「頑張る姿勢だけでも、十分すごいことだよ」という感じで見守りましょう。

次に、他の部分も不完全主義にしましょう。たとえば生活面などです。人間であれば、たまには寝坊することもあるし、宿題を忘れることもありますよね。

こういったことに、ぐちぐち言わないようにしましょう。ミスをしたときは「それくらい、だれでもあるよ。次回は気をつけようね」と伝えればOKです。

サイレントプレッシャーをなくすには?

主婦

親の無言のプレッシャーは、子どもに伝わっています。サイレントプレッシャーをなくすには、勉強なんてどうでもいいと考えることです。

正直、きちんと学校に行けているなら問題ありません。もっと言えば、学校に行けなくても、元気に生きているだけで幸せですよね。

これを、言葉で伝えましょう。「無理しなくていいよ」「元気に楽しく生活してくれれば、お母さんは幸せだよ」と伝えることで、子どもも気持ちがらくになります。

本日のまとめ

中学生

愛情バロメータが高くても、親が完璧主義だったりサイレントプレッシャーをかけていたりすると、子どもは勉強へのやる気をなくします。

子どもが元気に生きているだけで幸せ、勉強なんてどうでもいいと考えるようにしましょう。気持ちが楽になれば、きっとまたやる気になるはずです。

明日ですが、「過干渉で育てられた子供の特徴TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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