父による子どもへの暴言に母ができること

父親

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

大1高1になる娘がいます。上の娘は音楽に進みましたが、父親から音楽を馬鹿にされています。

下の娘は勉強を頑張れず、レベルを下げた高校に入ったので、馬鹿にされます。ダメなところをずっと言うので、ついかばうのですが、口を挟んだことを怒鳴り出します。

馬鹿にされてもそれを我慢してた方がいいのか、逆上してもかばった方がいいのか悩みます。

家の中が怖くなるから黙っていた方がいいのですが、馬鹿にされっぱなしはかわいそうです。

父親が高圧的なタイプで悩むケースは、少なくありません。ただこのときに間違った対応をしてしまうと、子どもの怒りの矛先が母親に向いてしまうこともあります。

そこで今回は「父による子どもへの暴言に母ができること」をお伝えしましょう。実は、母親がやるべきことは明確です。

正しい対応ができれば、安心できる環境が確保でき、子どもの精神的な自立にもつながります。安心して、子どもの成長を見守れるようになるはずです。

結論:母親は子どもを「かばうべき」

夫婦

父親が子どもに対してひどい対応をするときに一番大切なのは、母親が子どもの味方でいることです。

何も言わずに黙っていると、子どもは「お母さんもお父さんと同じなんだ」と思ってしまいます。すると、母親への信頼もなくなるからです。

父親が酷いことを言ったときは「そういう言い方ひどくない?」「今のはちょっと言いすぎだよ」と、その場で伝えましょう。

子どもを守る一言が、子どもの心に響きます。

もし父親が暴れたり、感情的になる場合は?

話を聞く

ただし、父親に何か言うとすぐに怒鳴ったり、暴れたりするようなケースでは、なかなか上記のように伝えられないでしょう。

この場合、子どもとしっかり話す時間をつくることが大切です。

子どもが明らかに父親の言動で精神的につらい場合、別居という選択肢を考えてもいいでしょう。

一方、暴言はつらくてもなんとか耐えられるなら、父親と距離を置きながら生活するのも手です。子どもの心の健康を優先し、判断するようにしましょう。

大学生になったら一人暮らしを検討しよう

1人暮らし

そもそも、無理に親と一緒に住む必要はありません。すでにお子さんが大学生と高校生ばら、一人暮らしをさせてみるのもいいでしょう。たとえば、
  • 寮のある学校を選ぶ
  • 兄弟でルームシェアをする
このような方法で、精神的な自立と安心できる環境を確保できます。一人暮らしが難しいのであれば、
  • バイトを活用して帰宅時間をずらす
  • 父親が寝てから帰宅し、出勤後に起きるような生活リズムにする
このような方法で、父親を避けることもできます。経済面や精神面のバランスを考えながら、子どもとどうするのがベスト化を話し合って判断しましょう。

本日のまとめ

親子

父親からの暴言がある場合、母親は子どもの味方でいることが大切です。

とはいえ、父親に何か言うとすぐに怒鳴ったり暴れたりするような場合は、別居という選択肢も視野に入れましょう。

大学生にもなれば、一人暮らしをすることもできます。安心できる環境で過ごすことで、精神的な自立にもつながるはずです。

明日ですが、「学年順位が89位⇒35位になった方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!父による子どもへの暴言に母ができること

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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