先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子が学校に行ったり行かなかったりです。朝は起きず、家ではゲームばかりです。週2で塾には行き、そこだけ約１時間通っています。
食事は一緒に摂り、会話も普通にします。学校に特に嫌なこともなく、友達も居て、登校した日や土日は部活に参加しています。
家での態度は反抗的です。息子の要望には応えるようにしています。何をどうしたら良いのかわかりません。
学校へ行ったり行かなかったりすると、親としては悩みますよね。
友達と遊んだり、部活にも参加できて元気に見えるのに、なぜ学校に行けないのでしょうか？
本日は、その理由と解決法をお伝えします。不登校や行き渋りで悩んでいる場合、解決のヒントがわかるはずです。
考えられる２つの原因
元気なのに学校に行けない理由は、２つ考えられます。１つ目は、学校に行きたくない理由があるからです。
毎週決まった曜日に休むのであれば、その日に特に嫌いな教科があるのかもしれません。関わりたくない先生がいる、ということもあるでしょう。
２つ目は、イエスマンになっているからです。家での態度は反抗的で、要望には応えるようにしているとありました。
もちろん、愛情バロメータを上げるために要求を聞くのはいいことです。しかし、ダメな要求まで聞いていると、どんどん反抗的になります。
イエスマンから脱出しよう
ダメな要求とは、迷傷法（人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反すること）です。
親子関係を良好にするには、この最低限ダメなことは守らせつつ、子どもが求めていることをやってあげることが大切です。
その上で、反発の少ない干渉から始めていきましょう。「使ったお皿は流しに持って行って」「脱いだ服は洗面所に持って行って」などです。
無理のない練習をしていくことで、子どもは少しずつ親の言うことを聞けるようになります。
行きたくない理由を聞いてみよう
子どもが自分がやりたくないこともある程度できるようになったら、「明日に学校はどうする？」と聞いてみてください。
ここで「行かない」と言うなら、学校に行きたくない理由を聞いてみましょう。理由さえわかれば、解決策を考えることができるからです。
「わからない」「理由はない」と言われた場合、「理由がないのに休むのはいけないよ」と伝えましょう。
ある程度親の話しを聞ける関係であれば、理解してくれます。ただサボりたいだけなら、背中を押すことも必要です。
本日のまとめ
元気なのに学校に行けない理由は、学校に行きたくない理由があるから、イエスマンになっているからです。
子どもの要求を何でも受け入れるのではなく、ダメな要求（迷傷法）はきちんと叱りましょう。
明日ですが、「勉強できる子供の親３つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説！子どもが元気なのに学校に行けない理由
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