先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1本人です。期末テストが2週間後に迫ってきました。今回の期末テストは、中間テストがなかったぶん範囲が多いと予想しています。
テスト勉強の仕方についてですが、1日同じ教科をやり続ける方がいいか、1日に、色々な教科を少しずつやる方がいいのかどちらがいいのかわからなくて困っています。
1日にどれくらいの教科を勉強すれば良いのか?というのは、中学生や高校生にとって悩みの種だと思います。そこで本日は、効率良く成績を上げるためには、1日何教科勉強すれば良いか解説します。
今回の記事を読んでいただければ、お子さんのの勉強効率はさらにアップすると思います。よかったら、お子さんにも伝えていただければと思います。
目次
1日単位で考えず、45分単位で考える
最初に結論です。1日何教科勉強するかで考えるのではなく、45分単位で考えることが大事です。
例えば、1日に45分しか勉強できないのなら、取り組むのは1教科のみにしてください。90分できるのであれば、45分を2セットやるようにしましょう。
最初の45分で数学、次の45分で英語というやり方でも良いですし、数学を続けて2セット勉強する形でも構いません。
「1日何教科」ではなく、「45分間を何セットできるか」で考えるのが、最も効率の良い学習サイクルになります。
教科は変えたほうが良い?同じのを続けるべき?
45分単位で勉強するとき、取り組む教科は変えたほうが良いのか、同じ教科を続けて勉強したほうが良いのか、これも中高生にとって疑問になることだと思います。
この問いに対する私の答えは、「飽きたら別の教科に変えて取り組むのが良い」になります。最初の45分で数学をやって、飽きてきたと感じているのに、次の45分も数学をやるのはやめましょう。
飽きると、集中力は切れやすくなるからです。この場合は、別の教科に変えたほうが良いです。
なお、教科を変えるときは、理系をやっていたなら文系に変えるという風に、系統も変えるのがお勧めです。
なぜ45分単位なのか?の問いに回答します
最後に、一番大事なお話をします。なぜ45分単位なのかということです。実は、人間の集中力が続く限界が、45分間だからです。
もちろん、年齢や性格によって、集中できる時間は20分だったり90分だったり若干異なります。ただ、私の経験上、多くの中高生は、最大でも45分しか集中力が持ちません。
そのため、45分で一度休憩をいれたほうが勉強効率が上がります。また、学校の定期テストや高校受験の1教科の時間も、基本45分です。
日頃から45分単位で勉強することを練習しておけば、テスト中の集中力もアップします。このような理由で、45分単位で勉強することをおすすめします。
本日のまとめ
勉強するときは、1日に何教科勉強するという考え方ではなく、1日に何分勉強できるかを考えましょう。
45分を1セットとして、45分で1教科やるようにします。飽きたら次の45分は、別の教科を勉強するようにしましょう。
人間の集中力は、45分が限界であることが多いです。勉強効率が落ちてくる45分を目安に休憩を入れて、再び取り組むようにすれば、常に集中して勉強できます。
また、定期テストや高校受験の時間も、通常1教科45分で設定している学校が多いです。
日頃から45分単位で勉強することを練習しておけば、テストでの集中力も上がります。
明日ですが、「高校生の勉強に対する親の関わり方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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