先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
担任の先生が二日前のお昼から休んでいると子供に聞いていました。今日、授業参観でクラスの保護者の方にクラスが荒れているとも聞きました。
授業中におしゃべりが多かったらしく、先生が考えた席替えをしたことで一部の子に反感をかってしまったらしいのです。
その結果、生徒から悪口を言われたりして、精神的にまいって休んでいるようです。子どもと先生にどのようなアドバイスをしてあげたらよいでしょうか?
学級崩壊が起きると、子どもたちは非常に落ち着きがなくなります。その結果、成績が下がり高校受験の合格率も下がるので、いいことは一つもありません。
では、どうすればこの状況を改善できるのでしょうか。今回はいくつかポイントをお伝えします。
私自身も過去に学級崩壊を経験したことがあるので、そのような立場からの経験もお伝えできればと思います。
お子さんのクラスが荒れているとき、お父様お母様には何ができるかを解説するので、参考にしていただければ幸いです。
学級崩壊する理由
結論からいいます。学級崩壊する原因は、99%教員にあります。私も過去に、担任をしているクラスが学級崩壊になったことがありました。
クラス全体を厳しく叱らないという学級経営をしたら、そのクラスが崩壊してしまったのです。翌年に方針を変えたところ、学級崩壊しなくなりました。
生徒の中には「クラスを学級崩壊させよう」とする子どももいるので、多少子どもが原因のケースもあります。ただ、当時の私がそうだったように、大半の原因は教員の実力と指導方針です。
まずは、この部分をしっかり押さえていただきたいと思います。
子どもひとりの力で改善するのは無理
クラスが学級崩壊したとき、お子さんの力だけで改善させることは難しいです。お子さんが「学級崩壊はよくないから、やめよう」と呼びかけたところで、クラス40人を変えるのは難しいからです。
一歩やり方を間違えると、「あいつ、いい子ぶってウザイ」と言われ、お子さんがクラスの子から悪口を言われる可能性もあります。
前述したように、学級崩壊の原因は教員側にあります。だからこそ、子どもに対応を求めるのではなく学校側にきちんと対応してもらいましょう。
担任の先生に学級の仕組みやルールを変えてもらったり、学年主任の先生に補助としてクラスに入ってもらったりすれば、意外と簡単に解決できます。
今回の相談者さんの場合、お子さんになんとかさせたいと思っているのですが、学校側に対応を求める形が一番スムーズに学級崩壊を改善できるでしょう。
親にできる2つのこと
では、学級崩壊時、お父様お母様にもできることはなんでしょうか?実は2つあります。
1つ目は、子どもに先生の悪口を言わせないようにすることです。
たとえば、今10人くらいの子が先生の悪口を言っているとしたら、そこに加担しないように子どもに伝えましょう。
2つ目は、学年主任に相談することです。学年主任が担任の先生の状況を詳しく知っていれば良いですが、そうではない場合は親が話してみることも大事です。
私の経験上、実力のある学年主任がクラスをフォローしたり、担任の先生に指導方針を変えるように伝えれば、学級崩壊が改善するケースは多いです。
本日のまとめ
学級崩壊は、教員側に原因があることが多いです。これは、過去に学級崩壊をさせてしまった私自身の経験からも、間違いありません。
こういった場合、クラスのルールや仕組みを変えない限り、状況は改善しません。そのため、子ども一人の力で改善させることは非常に難しいです。
お父様お母様にできることは、子どもに先生の悪口を言わせないことと、学年主任に相談することの2つです。
学年主任は担任の先生をサポートする重要な役目があるので、問題解決のためにしっかり動いてもらいましょう。
明日ですが、「5教科合計411点を獲得した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!学級崩壊時に親ができること
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