自分の意見がない・言えない子供の改善法

うつむく子供

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中1の息子ですが、話をしようとしても「別に」や、「うん」との返事で何を思っているのか気持ちを話してもらえません。

また、美容院などに行っても自分の意見を伝えられません。友達とは仲良く付き合えてたりしてるようですが。どう向き合うべきでしょうか?

もしかしたら「子どもが自分の意見を言えない」「自分の意見を持てない」ということでお困りではないですか?今回は、自分の意見がない子どもの改善法をお伝えします。

実は、これには明確な理由があります。そこを改善できれば、時間はかかっても確実に自分の意見が言えるようになるでしょう。

その結果、お子さんは今よりも充実した毎日を送れるようになります。将来がもっと明るいものになるはずです。

親に自分の気持ちを言えない2つの理由

過干渉

今回の相談者のお子さんのように、親に自分の気持ちを言えない理由は、2つあります。

1つ目は純粋に「話したくない」からです。嫌いな人とは、話したくないですよね。大人でも同じだと思います。

2つ目は「過干渉の子育てをしている」からです。長い間子どもの意見を聞かず親の意見ばかり伝えてきたら、子どもは自分の意見が言えなくなります。

言っても親に反発されることが分かっているので、自分の意見を言おうとすら思わなくなるからです。

意見がないのはその延長

意見を言わない

過干渉の子育てが原因で子どもが自分の意見を言えない場合、外でも自分の意見を言わなくなります。

なぜなら、「どうせ僕の話なんて、誰も聞いてくれない」と思うからです。すると授業中や友達同士でも、言いたいことが言えなくなります。

そこで、家庭内で自分の意見や気持ちを言えるようにしましょう。たとえば、
  • 子どもの意見を聞いて黙り込んでしまうなら、意見が出るまで待ってあげる
  • こちらの意見は最小限にして、子どもの意見を尊重する場を作る
  • 子どもの好きなテーマの話を増やし、簡単に答えられる質問をする
などです。すると、少しずつ言いたいことが言えるようになってきます。

否定しないで話を聞こう

主婦

ただし、原因が「親と話したくない」という場合は、愛情バロメータを上げるところから始めないといけません。

この場合、家にいるときにポジティブな言葉を使うようにしましょう。表情を明るくして、親のイメージアップをするのです。

また、無視されてもとにかく笑顔で軽い挨拶をしましょう。いずれ、「おはよう」とか「行ってくる」とか、少しずつ単調な会話ができるようになってきます。

そこまでの辛抱です。過干渉が長いと1年くらい時間がかかることもあります。ただ、これを続けるしかありません。

もう少し応用テクニックは、私の「思春期の子育て講座」で解説しています。まだ読まれていなければ、こちらも参考にしてみてください。

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本日のまとめ

親子会話

親に自分の意見が言えない理由は「話したくないから」「過干渉の子育てをされてきた」のどちらかであることが多いです。

親に反発されると感じると、思っていることが言えなくなります。まずは愛情バロメータを上げて、ポジティブな言葉、明るい表情を心がけましょう。

否定せず、自分の意見を挟まずに子どもの話をひたすら聞いてあげましょう。少しずつ、言いたいことが言えるようになるはずです。

明日ですが、「成績が上がる!テスト直しの仕方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!自分の意見がない・言えない子供の改善法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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