先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
この4月から中学2年生になります。中学受験をし、滑り止めの学校に入りました。課題が終わらず、成績は下から10番目ほど。
勉強せずにスマホタブレットを見て過ごし、学校に行けなくなりました。自分が自分でない。努力ができない、助けてと求めてきます。どうすればいいでしょうか?
せっかく頑張って入学したのに、勉強についていけないことってよくあります。こういった状況になると、努力していないのが原因だと思われる方もいます。
しかし、これは違います。もっと大きな原因があります。そこで今回は「私立中学の勉強についていけないときの対処法」をお伝えします。
この状態が続くと、親子ともに疲弊してしまうと思います。不登校や問題行動などにもつながるでしょう。
そうなる前に、今回の内容を参考にしていただければ幸いです。
悪いのは子どもではない
私立中学の勉強ついていけない場合、悪いのは子どもではありません。子どもと学校のレベルがあっていないことが、原因です。
たとえば私は、偏差値60くらいの高校から教育大学に進学しました。もし私が、偏差値80の開成高校に進学していたら、どうなっていたでしょうか。
おそらく周りの子を見て、劣等感を感じて不登校になっていたと思います。これは、私のレベルと高校のレベルがあっていないからです。
今回のケースも同じです。レベルがあっていない学校に進学すると、どれだけ努力してもついていけないケースもあるということです。
公立高校に転校しよう
今回の相談者さんの場合、まだ2年生なので方向転換は十分可能です。そこで私が親なら、早めに公立に転校させます。
地元が気まずいなら、他の地区でもいいと思います。祖父母の家から通ってもいいですしね。
もともと私立に入れた学力があるので、公立中学に行けばおそらくトップを取れます。そこから受験すれば、逆転も可能です。
「転校する=負け」ではないので、早めに再スタートを切るといいと思います。
子どもが嫌がるなら?
ただし、お子さんの友達関係がいい場合「転校したくない」と言うかもしれません。この場合は、現状とルールを伝えましょう。
- 今のままだと、いずれ退学になる
- 1学期学校に行って全教科50点取れればなんとかなる
- 頑張るなら応援する
ただ、「どうしても辛ければ、無理しなくていいよ」と、いつでも公立に転校できる状態で頑張らせることがポイントです。
本日のまとめ
私立中学の勉強についていけない場合、悪いのは子どもではありません。レベルが合っていないことです。
2年生ならまだまだ逆転できるので、早めに公立中学へ転校させましょう。転校したくない場合は、ルールを伝えたうえで頑張らせましょう。
明日ですが、「ゴールデンウイーク明けに注意すること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!私立中学の勉強についていけないときは?
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