先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1と中1の姉妹がいます。愛情バロメータをあげようと思い、聞ける要求は聞こうとすると、姉妹がお互いに邪魔をします。
そんなのわがまま、自分はやってもらってないなど。私を責め、常に罵り合うかのようにけんかし、私を味方につけようとします。
二人ともあまりに身勝手で、悲しくなります。どうしたらいいのでしょうか。
兄弟姉妹の喧嘩は年齢に関わらず、お子さんが二人以上いる方は誰もが悩んでいることでしょう。
そこで本日は、兄弟喧嘩に対する親としての考え方と、意識すべきことをお伝えします。
親が余計な介入をすることで、よりひどい喧嘩へと発展してしまいます。今回の内容が理解できれば、姉妹喧嘩もいずれ落ち着き、気が楽になるはずです。
兄弟喧嘩はスポーツと考えよう
私が最も尊敬する教育者の佐々木正美先生は「兄弟喧嘩はスポーツ」と言っており、私もそのように思っています。
なぜなら、夫婦喧嘩と同じで、一緒に暮らしていれば必ず起こることだからです。
どちらが悪いなどは決めつけず、怪我などに発展しそうな場合は「はい、おしまい。ご飯食べるよ」と打ち切るようにしましょう。
このとき、二人が喧嘩することは悲しいとだけは伝えるといいです。どれだけ長くても、下の子が高校生や大学生になったタイミングで必ず喧嘩はなくなります。
二人がいる時は平等に接しよう
とはいえ、兄弟喧嘩がひどい場合、親の接し方も見直してみましょう。どちらか一方だけが喜ぶ発言をしていませんか?
たとえば姉に「あなたの好きな唐揚げ作るね」と言ったら、妹が怒るのは当たり前です。
もしから揚げを作るなら、「今日はお姉ちゃんの好きな唐揚げで、明日は妹ちゃんが好きなハンバーグね」という感じにしましょう。
どちらかだけの要求を聞く時は、一人しかいないときにこっそりするのがポイントです。
姉妹で比較する発言はしないように
大事なポイントが、もう一つあります。「姉妹で比較するような発言をしない」ことです。
「お姉ちゃんはテストで8割取ってたよ」「妹は毎年学級委員だったよ」
このような比較する発言をすると、兄弟に負けたと感じて、相手を蹴落とそうとするからです。言い争いが、激しくなるでしょう。
たとえ相手がいないときでも「お姉ちゃんよりも、あなたの方が好きだからね」などとは言わないようにしましょう。
本日のまとめ
兄弟姉妹の喧嘩は、起こって当然です。「兄弟喧嘩はスポーツ」と捉え、不必要に介入しないようにしましょう。
そして子どもには平等に接すること、比較する発言はしないようにすることを心掛けることが大切です。
明日ですが、「過保護で育てると子どもはどうなる?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!兄弟・姉妹喧嘩の対処法
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