先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どもが勉強の仕方が分からないまま、自分なりの勉強で一学期末テストが終わり、点数も学年平均を軽く下回りました。
高校生の出来る兄と父から「部活やめろ」と言われ、意欲がなくなっています。どうすればいいでしょうか?
「部活で疲れて、家に帰ったら寝てしまう」場合、部活が原因で勉強できないと考える方が多いです。ただ、部活をやめれば勉強するかというと、それは違います。
今回はそんなときの考え方を、私の教師時代の事例を含めてお伝えしていきます。今回の内容を理解していただければ、勉強できないのは部活のせいではないとわかるはずです。
本当の原因がわかると思うので、解決策も見つかるでしょう。参考にしていただければ幸いです。
大前提!部活が理由ではない
はそもそも、勉強できないのは部活のせいではありません。というのも、教師時代、クラスに学年1位の成績を取る子がいました。
その子は、学内で最もハードな部活に所属していたのです。また、勉強をするために部活を辞めた子もいました。
しかし、結局その子はゲームに没頭する日々を送り、成績は上がりませんでした。つまり、部活を辞めたからといって勉強ができるようになるわけではないのです。
学年平均を上回る方法
たとえ部活をしていても、やる気が出ている状態なら学年平均より上の点数を取ることができます。そのために必要なのは、勉強時間を確保することです。
まずはテストの2週間前から、平日3時間、土日は6~8時間を目安に勉強させましょう。部活が土日とも1日あると難しいですが、半日だけならこれくらいは勉強できます。
ただしこのとき、効率のいい勉強法を実践することが大事です。間違ったやり方で勉強しても、成績は上がりません。ここは親がチェックしましょう。
子どもを守るのは親の仕事
今回の相談者さんの場合、お子さんがお兄さんとお父さんからプレッシャーを与えられています。こういったときは、お母さんがプレッシャーから守ってあげることが大切です。
悪化すれば、不登校などに発展するかもしれません。子どもを守れるのは親だけです。「兄は兄、あなたはあなた。比べなくていいよ」と言ってあげましょう。
お兄さんやお父さんには「あなたたちは黙っていて。この子も頑張っているんだから」と言い返しましょう。
家族に一人でも自分を守ってくれる人がいると、子どもの心は落ち着きます。次第に勉強にも集中して取り組めるようになるはずです。
本日のまとめ
勉強できないのは、部活のせいではありません。家族からのプレッシャーや勉強のできる兄弟と比べられることが大きなストレスになり、やる気が出ていない可能性があります。
兄弟と比べず「あなたはあなたのペースで」と言ってあげましょう。そのうえで、ごほうび作戦などでやる気を出し、必要な勉強時間を確保し、効率のいい勉強法を実践させましょう。
明後日ですが、「勉強したのに点が取れない理由TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!部活で勉強できない子は辞めさせるべき?
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