宿題を先延ばしにする子にかける言葉とは?

スマホを触る子供

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

息子は、宿題などやらないといけないことがいつも先延ばしになってギリギリにならないとできません。ひどい時は間に合わなくてやらずに終わることもあります。

計画を立てることも苦手です。やるべきことを先にする習慣をつける方法はないものでしょうか?

宿題や課題は、何よりも先に片付けてもらいたいと思いますよね。テスト前なども、計画的に効率よく勉強を進めてほしいと感じると思います。

しかし、中には期限ギリギリにならないとやらない子もいるでしょう。今回はそういう子の心理と上手な声かけ法をお伝えします。

今回の話を理解していただければ、お子さんのことがもっとよくわかるでしょう。その結果、子育てが今より少し楽になるはずです。

先延ばしにしてしまう子の心理

疲れている中学生

やらなければいけないことを先延ばしにしてしまう子の心理は、3つあります。

1つ目は、面倒くさいからです。膨大な量をこなさないといけない場合、面倒くさいと感じでできなくなります。

2つ目は、先に遊びたいからです。これは性格によるところが大きいと思います。

3つ目は、疲れているからです。体や心が疲れていると、やりたくないことをやるエネルギーが出てこなくなります。

疲れているときに先延ばしにしてしまうのは、仕方ありません。休むしかないからです。問題は、1と2でしょう。

めんどくさいをなくす声かけ法

主婦

子どもの「面倒くさい気持ち」をなくすには、どうすればいいでしょうか。実は、おすすめの声かけ法があります。

時間がかかりそうな宿題には、「とりあえず15分だけやってみたら?」と言いましょう。

量が多すぎる宿題には、「とりあえず1ページだけやってから遊びに行ったら?そうすると、帰ってきてから楽だよ」と言ってみましょう。

このように、少しだけ宿題をするハードルを下げてあげると、取り掛かりやすくなります。きっかけを掴む声かけ法です。

先に遊びたい子の場合

ゲームをする子供

先に遊びたい子の場合、後からきちんと終わらせることができるなら問題ありません。その子の性格なので、無理に変える必要はないでしょう。

お寿司の好きなネタを、最初に食べるか最後に食べるかの違いと同じことです。ただし、やるべきことが終わらなかったら、必ず翌日に注意しましょう。

「昨日終わらなかったよね。今日は宿題をやってから遊ぶようにしようか」と伝えることが大切です。いつもと順番を変えるように提案しましょう。

本日のまとめ

宿題

子どもが宿題を先延ばしにするのは「面倒くさい」「先に遊びたい」という心理からです。そこで、とりかかるきっかけを掴むための声かけをしましょう。

また、先に遊んでしまう場合、あとからしっかり終わらせることができているなら問題ありません。

明後日ですが、「異性と話すのが苦手な子のサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!宿題を先延ばしにする子にかける言葉とは?

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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