先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
もうすぐ中2になる息子。なるべく口うるさいことは言わずにいますが、目の前でずっとスマホを見てるとやはりイライラしてきます。
テストも「点が悪くても怒らないでね!」と言うので、スマホばかり見てるからでしょ!と怒りたいとこですが、
我慢しながら次頑張りなよ!と笑って過ごしてます。このまま我慢でいいでしょうか?
子どもがスマホばかりしていて、テストの点数が落ちていると、注意したくなりますよね。
今回はスマホ依存になってしまう理由と、改善方法をお伝えしましょう。きちんと対応すれば、スマホ依存は改善できます。
上手くサポ-トすれば、空いた時間で勉強を頑張ることができるため、受験の合格率も上がるはずです。
子どもがスマホ依存症になる理由
子どもがスマホ依存症になる理由は、2つあります。「愛情バロメータが低く、親といる時間が楽しくない」「他にやることがない」の2つです。
いつも愛情バロメータの話はしているので、今回は、後者の対応ステップについて解説しましょう。
たとえばサッカーが好きであれば、サッカーの時間はスマホから目を離すことができます。
同じように、家の中でスマホ以外にやりたいことがあれば、スマホから目を反らすことができるのです。
今回の相談者さんのお子さんも、おそらくスマホ以外にやることがないのが原因だと思います。
スマホ以外の楽しみを見つけよう
まずはスマホ以外の楽しいことを見つけ、自然とスマホから離れられるようにしましょう。
部活に関すること、ボードゲーム、カードゲーム、漫画など、子どもの興味のあるものであればなんでも大丈夫です。
たとえば吹奏楽部でドラムをやっている子の場合、電子ドラムでもいいでしょう。
一度お子さんと話し合って、どんなものがあればスマホから離れられるか、相談してみてください。
ごほうび作戦で動機付けをしよう
スマホから離れられるようになったら、いずれ空いた時間で勉強を頑張らせたいと思います。
その場合、子どもと一緒にテストの目標とごほうびを決めて、勉強するメリットをつくっていきましょう。
スマホをやめれば勉強できるわけではなく、勉強するメリットがあるから子どもは勉強するからです。
ただし、ここで1つ、注意点があります。今回の相談者さんのお子さんは2年生です。中2は、最も勉強をしない時期になります。
ごほうび作戦を決めたのに、なかなかやる気を出してくれないこともあるでしょう。このときは、焦らないことが大切です。
「勉強しなさい」と子どもをコントロールしすぎると親子関係が悪化し、いちばん大事な中3(受験)のときに苦労することになるからです。
今の時期は中3で好スタートが切れるように、良好な親子関係という土台をつくる。それができたら、タイミングを見てやる気を引き出す。
これくらいの感覚で、サポ-トしていくとうまくいきます。
本日のまとめ
子どもがスマホ依存になる理由は、愛情バロメータが低い、他に楽しみがないの2つです。愛情バロメータを上げた後、スマホ以外の趣味を見つけ、自然とスマホから離れられるようにしましょう。
また、勉強させるには、子どもと一緒にテストの目標とごほうびを決めることも大切です。ただし、中2は勉強をしなくなる時期なので、言いすぎには気をつけましょう。
明日ですが、「生活習慣を改善するために親ができること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!スマホ依存で勉強しない子の直し方
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