先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校になってから1年経ち、4月に中学2年になる娘。だいぶ元気にはなりましたが人が嫌い、怖いと外に出れずです。
愛情不足だった事は分かっていますが、子どもがどうしてもベタベタしてくる事が苦手で上手く対応できません。どうしたら受け入れられるでしょうか。
子どもにベタベタされて、イライラした経験ってありますか?この場合、子どもがベタベタしてくる理由を知ることが重要です。
理由がわかれば、感じ方も変わってくるでしょう。また、それでも苦手だと感じる場合は、ほかの事情があるかもしれません。
甘えてくる子どもとの適切な付き合い方をまとめたので、実践してみてください。少しずつ、ベタベタすることがなくなるはずです。
子どもが親にベタベタする理由
はじめに、子どもが親にベタベタする理由について解説しましょう。相談者さんがおっしゃる通り、一番の原因は子どもが愛情不足を感じていることです。
そのため過剰な甘えをなくすには、しっかりと愛情を届けることがポイントとなります。まずは、子どもの要求をできる限り聞きましょう。
今回の場合、ベタベタに付き合ってあげるのも効果的です。子どもが「親に引っ付きたい」と思っているからです。
どうしても応えることが難しければ、それ以外の方法で愛情を伝えることもできます。子どもの話を聞く、一緒に出かけるなども効果的です。
どうしても愛情を注げないときは?
今回の相談者さんのように、ベタベタしてくる子どもを苦手に感じてしまう方もいると思います。これには、いろいろな理由が考えらえるでしょう。
たとえば、親自身の精神的余裕がないのかもしれません。この場合、親がストレスを解消しましょう。友達とランチをしたり、趣味の時間をつくったりするのもおすすめです。
また、親自身が愛情不足の可能性もあります。夫婦間で話し合いをするなどをして、自分の愛情不足を解消しましょう。
自分自身が「人に触れられるのが苦手」ということもあります。この場合は、子どもが傷つかないように伝えるようにしましょう。
子どもの不登校解決法
相談者のお子さんは、人が怖くて学校に行けません。この場合、まずは愛情バロメータをアップしましょう。
愛情バロメータが上がれば、行動エネルギーがアップするので、人に会う力も出てくるからです。ただ、長い間親以外の人と会っていないなら、人に慣れる練習が必要でしょう。
最初から大勢の中に入るのは難しいので、まずは少人数からウォーミングアップをさせます。家に親せきの人を呼んだり、一緒に買い物に行って定員さんと話すなどもおすすめです。
不登校は、すぐに解決するものではありません。時間をかけて少しずつ改善していくことを目指しましょう。
本日のまとめ
子どもがベタベタしてくるのは、愛情不足の1つのサインであることが多いです。今自分に余裕がないなら、まずは親自身がストレスを解消しましょう。
「人から触れられることが苦手」というタイプの場合は、子どもが傷つかない言葉で、伝えることも大切です。「触らないで」より、「お母さん、苦手なんだ」の方が傷つきにくいでしょう。
明日ですが、「思春期男子のトリセツ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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