子どもは親にSOSを出したいとき、素直に言葉で言ってくれるとは限りません。さまざまな理由から、言葉ではなく、行動でSOSを示すことがあります。
親がそれをSOSだと受け取れないと、見過ごされてしまうこともあります。そういったすれ違いが続くと、親子の距離は離れてしまうでしょう。
ここでは、子どもが出すよくある3つのサインについてご紹介します。SOSサインを見逃さなければ、大きなトラブルに発展することもなくなるはずです。
親を避け、部屋にいる時間が増える
1つ目のサインは「親を避けるために、自分の部屋にいる時間が増える」ことです。たとえば父親が帰宅した途端、自分の部屋に行く場合は、注意が必要でしょう。
いろいろと言われるのが嫌で、できるだけ会話をしなくて済むように父親を避けている可能性が高いからです。
「あんまり言い過ぎないで欲しい、言い方が嫌だ」というサインなので、子どもとの関わり方を見直してみましょう。
以前と比べ、食事を食べなくなる
2つ目のサインは「あまり食事を食べなくなる」です。部活を引退して、職が細くなったなら問題ありません。
しかし、特に理由もないのに食事量が減っている場合、何か悩みを抱えて食欲がなくなっている可能性があります。
こういった変化があったら、話を聞いてあげることが大事です。学校の先生に相談をしてみるのもいいでしょう。
話しかけても「別に」しか言わない
3つ目のサインは、「話しかけても「別に」など、そっけない返事しかしてくれない」です。これは、「親と話したくない」というサインといえるでしょう。
ただの思春期では?と思われるかもしれません。しかし、問題ないなら、こういった断り方はしないでしょう。
もしかしたら、普段の会話がかみ合っていない可能性もあります。共通の話題をつくるなど、話しやすい関係性をつくっていくことが大事です。
本日のまとめ
今回紹介したのは、子どもからのよくあるSOSのサインです。これらを見逃さないようにして、もし出ていたら早い段階から対応を取りましょう。
親子関係が良好に保っている状態で早めに対応すれば、スムーズに問題を解決できるはずです。
明後日ですが、「不登校の兄弟連鎖の対処法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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