発達障害の種類の1つに、ASD(自閉スペクトラム症)があります。最近、「うちの子、ASDなのでは?」と悩んでいる方が多いです。
そこで今回は、ASD傾向を持っている子どもの特徴について紹介しましょう。仮に当てはまったとしても大丈夫です。
サポート方法も解説するので、実践していただければ、お子さんの未来は明るくなります。子育ても楽になるでしょう。
ASDの子の4つの特徴とは?
ASDの子どもには、主に4つの特徴があります。
1つ目は、空気を読むのが苦手なこと。状況に合わせて、自分の行動を変化させることが得意ではないからです。
2つ目は、こだわりが強いこと。社会のルールよりも、自分の中のルールを重要視する傾向があります。
3つ目は、1つのことに強い興味を持つこと。たとえば恐竜や魚など、1つのジャンルに強くのめり込みます。
4つ目は、相手を傷付けるようなことを言ってしまうこと。相手がどう思うのかを想像するのが苦手だからです。
親はどうサポートすればいいか?
では、ASDの子に対して、親はどのようなサポートをしていけばいいのでしょうか。
まず、いけないことは何度も繰り返し伝えることです。ASD傾向の子は「察する」ことが苦手なため、しっかり言葉にして伝えないとわかりません。
ただし、この時に注意すべきなのは、怒るような言い方をしないということです。怒鳴ったりすると、パニックになってしまうことがあります。
次に、興味関心のある分野を伸ばしていくことです。専門家を目指せるぐらいにまで知識を付ければ、将来大きな武器になります。
最後に、家庭のルールを押し付けないことです。ASD傾向の子は、納得できないルールに従うことに強い苦痛を感じるからです。
学校のルールに適応できないときは?
子どもが学校でのルールに適応できていない時は、まず先生にルールが変えられないか相談してみましょう。
最近は一般の学校でも発達障害の子に対する理解が進んでおり、こういった対応ができるケースが増えています。
ただし、適応することができない場合は、通級やフリースクールなども検討してみましょう。
子どもにとって重要なのは、学校に行くことではなく、社会とつながれる居場所を作ることです。
本日のまとめ
ASDというのは、それほど珍しい症状ではありません。グレーゾーンまで含めると、かなりの割合の子が該当します。
親は、子どもの特徴をしっかり理解し、その上で適切な対応ができるようにすることが大事です。
明後日ですが、「高校生の心理と親の関わり方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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