「いい子症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、子育てをしていく時にはぜひ知っておいて欲しい言葉です。
ここでは、「いい子症候群」がどのようなもので、何が原因でそうなってしまうのかを紹介します。
この記事を読めば、子どもがいい子症候群にならず、より幸せな人生を歩めるようになるでしょう。
「うちの子がいい子になってよかった」と、間違った勘違いすると、将来お子さんが辛い人生を送ることもあるので注意しましょう。
いい子症候群とは?
「いい子症候群」は、文字通り世間や親、家族や上司、友人や知人などにとって「いい子」であることを、自分のことよりも優先してしまう状態のことです。
言い換えるなら、自分の意見を押し殺している状態と言えるでしょう。親の言うことをなんでも聞く優等生が、実は「いい子症候群だった」ということはよくあります。
※優等生が全員、いい子症候群というわけではありません。
特に男性に比べて女性はなりやすい傾向があるため、女の子の子育ての際には十分注意しなければいけません。
いい子になれば、子育ては成功?
「〇〇ちゃんは、本当にいい子だね」と言われると「子育てが成功している」と思う人もいるかもしれません。
ただ、「いい子症候群」の指す「いい子」は、自分のことを押し殺している状態です。そのため、いつか爆発することがあります。
この生き方を続けていたら、子どもがこの世を去るときに「自分の人生は幸せだった。また同じ親の元に生まれたい」とは思えないでしょう。
いい子症候群にならない子育て法
子どもがいい子症候群にならないようにするには、2つ重要なポイントがあります。
1つ目は、子どもの意見を尊重することです。親の意見を押し付けると、子どもは親にいいように思われたくて、自分で決断しなくなってしまいます。
親がするのはあくまでも提案にとどめて、最終的な決断は子どもにさせましょう。
2つ目は、過干渉をやめることです。「勉強しなさい」「早く寝なさい」と干渉し過ぎると、子どもは自分で考えられなくなります。
本日のまとめ
「いい子症候群」は、子どもの将来にも影響を及ぼします。会社や学校で、言いたいことを言えず我慢し続け、辛い生活を送ることもあります。
そうなってからでは遅いです。子どもがいい子症候群にならないように、「意見の押し付け」と「過干渉」はやめましょう。
明日ですが、「シングルマザーの子育てで大事なこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。