先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3年息子。荒れている学年で、夜中まで遊んでいる友達もいます。自分も遊びたいからと帰りが遅い息子と何度もバトルしています。
早く帰らないといけないとわかってはいるものの、自分だけ帰ると言い出しにくく、結局帰宅が22時になっています。勉強を全くせずに遊んでばかりです。
周りに流されてばかりの息子に、どのように注意すればわかってもらえるのか、毎日頭を抱えています。愛情バロメータをあげる為に試行錯誤していますが、友達命の息子には響きません。
中学生の子どもの帰りが遅いのは、親としては心配ですよね。子どもに門限を守って欲しいと思うのは、当たり前です。
ここでは、門限を守らない子どもに門限を守ってもらうためには、どうするべきかを紹介します。
門限を守れるようになれば、何か事件に巻き込まれるリスクを減らせます。親としても、安心して生活ができるはずです。
まずは愛情バロメータを上げよう
子どもに門限を守ってもらうためにまず重要なのは、愛情バロメータを上げることです。
愛情バロメータが低い状態だと、子どもは家にいるのが苦痛になり、友達と遊ぶことを理由にして外に出てしまいます。
高い状態だと、家庭が子どもにとって友達と遊ぶよりもいい場所になります。すると、子どもの外出頻度は低くなるでしょう。
そこで、家庭で子どもとゲームをしたり、美味しい料理を用意したり、雰囲気のいい環境をつくるようにしましょう。子どもが早く帰りたいと思う家をイメージすることが大切です。
子どもの気持ちを理解して話し合おう
中学生にとって、友達は何より重要なものの1つです。門限の話をする時に友達を否定するような言い方をすると、当然強く反発します。
門限について子どもと話し合う時は、子どもが遊びたくなる気持ちを理解し、寄り添うように話をしましょう。
ただ、それでも22時帰りのような状態は遅いため、行動自体はしっかり注意するようにします。
その上で、「どうしたら帰りやすくなるか?」を子どもと一緒に考えましょう。友達の目が気になるなら、親から電話をするなどの方法もあります。
学校の先生にも相談しよう
中学生で22時まで外で遊んでいるような状態は、さすがに問題があります。家庭だけでなく、学校にとっても問題があるため、先生にも相談しましょう。
先生からも学校で注意されるようになれば、子どもが遅くまで遊んでいる状態は減るかもしれません。
ただ、この方法は友達の親が無関心だと、あまり解決できないのも事実です。地域全体で、子どもたちを見ていくからこそ、効果があります。
それでも先生に状況を知ってもらって、気に留めてもらうようにすることが重要なので、学校への相談は必ずしておきましょう。状況によっては、警察、児童相談所にも相談しましょう。
本日のまとめ
子どもの帰りが遅いと、親としては気が気ではありません。また、何か事件に巻き込まれるリスクも高くなります。
子どもの気持ちに寄り添いながら門限を相談し、学校にも状況を知ってもらうようにしましょう。
明日ですが、「子どもの代表的な心の病気3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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