先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小学生の頃から問題を起こしてきた次男。高校生になり反抗期もあり、暴れ回る、殴る、タバコ、バイクと非行に走ってます。
死ね殺すが口癖になっていて、学校も行かない日があり、退学になるのも目に見えてます。話をまともにできる状態じゃないです。
このまま何もできずじっと耐えるしかないのでしょうか。
小学校から中学校にかけて、子どもに反抗期が出るのは一般的なことです。ただ、それが長引いたり、エスカレートしたりしている場合、どう対処するかは考えなければいけません。
ここでは、子どもの反抗期が激しく、親ではもう対応するのが難しくなってしまっている場合にどうするべきかを紹介します。
この記事を読めば、子どもが事件や事故などに巻き込まれ、取り返しがつかないことになる可能性を減らせるでしょう。対応が遅れて、後悔する前にチェックしていただければ幸いです。
安心して生活できる環境を作ろう
まず、大前提として、反抗期の子どもが家に帰って来ないのは、子どもにとって自宅が安心して過ごせる場所ではないからです。
いつも叱られる、努力を認めてもらえない、居場所がないといった状況では、子どもは家に帰ってきません。
帰ってきても、部屋から出てこないか、暴れて当たり散らすことになります。そこでまずは、自宅が子どもにとって安心できる環境にしましょう。
子どもの好きな料理を作ったり、笑顔で過ごしたりすることが大切です。特に過干渉になっている場合は、すぐにやめましょう。
非行、暴力、暴言には毅然とした対応
非行、暴力、暴言のような、やってはいけないことを子どもがしている場合、親子の関係が悪いとしても放置してはいけません。
こういった状態を放置すると、子どもは「こうすれば親は言うことを聞く。何も言ってこない」と学習してしまうからです。
ただ、お子さんが高校生ともなると、親だけでは暴力に対抗できません。そうした場合は、「繰り返すなら警察を呼ぶ」と忠告し、収まらなければ実際に呼びましょう。
すでに、無免許での暴走行為、暴行などの非行をしているなら、警察に連絡して逮捕してもらった方が子どものためです。命を落としてからでは、手遅れだからです。
全寮制フリースクールも検討する
警察を呼ぶのに抵抗があったり、親が子どもに怯えていたり、子どもに酷い発達障害があったりする場合、通常の対応では効果がありません。
特に子どもが高校生以上になっていると、親だけでは解決することは難しいでしょう。この場合は、早急に専門家の力を借りるのがおすすめです。
全寮制フリースクールなどを利用して、いったん距離を取って親子共に落ち着ける時間を作るのがいいでしょう。信頼できる先生なら、上手に子どもを説得してくれます。
親はその間に、安心して子どもが過ごせるような自宅を作りましょう。子どもも、親と離れると冷静に考える時間ができるので、逮捕されなくても更生できます。
本日のまとめ
反抗期は、子どもが自宅を安心できる場所だと思えていないと長引き、激しくなりやすいです。
まずは自宅の環境を整えることから始めましょう。落ち着いて対応できない状態なら、全寮制フリースクールなどで一度距離を取るのも効果的です。
明日ですが、「うまく手が抜けるようになった成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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