自己肯定感は、生きていく上で重要です。高ければ、自信をもっていろいろなことに挑戦できます。
しかし低いと、何をやってもうまくいかないことが多いです。そこで今回は、自己肯定感が高い子に育つ親が持つ特徴を、3つ紹介しましょう。
間違った子育てを行うと、子どもの自己肯定感が低くなります。将来社会に出てからも、苦しむことになるので注意しましょう。
特徴1 褒める基準が低い
たとえば、子どもがテストで50点を取ったとしましょう。この時、「なんで半分も間違えたの?」と考えてしまう場合、褒める基準が高いです。
一方、「50点も取れてすごいね」と考えられる場合、褒める基準が低い状況です。自己肯定感を育む場合、褒める基準は高すぎない方がいいでしょう。
なぜなら褒める基準が低い方が、子どもは親から褒められる機会が多くなります。その結果、自然と自己肯定感が上がるからです。
さらに頑張らせたい場合は「この問題も解けたら、さらに10点ぐらい上がったね。次は+10点目指して復習してみよう」と伝えるのがいいでしょう。
特徴2 子どものいいところを見ている
たとえば、勉強が苦手だけど運動が得意な子がいます。この時、「運動ばかりじゃなく、勉強も頑張れ」と、苦手なところを指摘する声かけをしすぎると、自己肯定感が下がります。
しかし「あなたは運動が上手だから、思い切り部活で頑張ってみたら?」と、得意なところをさらに伸ばす声かけをすると、自己肯定感は上がります。
苦手な分野も、5段階評価のうちのレベル2くらいは、克服させてもいいでしょう。ただ、それ以降は得意を褒めて伸ばした方が、自己肯定感は上がりやすいです。
特徴3 子どもの要求をたくさん聞く
「イオンに行きたい」「今日は唐揚げが食べたい」というような子どもの要求には、できるだけたくさん応えましょう。
応えれば応えるほど、自己肯定感が上がるからです。というのも、親が子どもの要求を聞くと、子どもは以下のように考えます。
「お母さんは、自分のことを愛してくれているから、頼みを聞いてくれる」と。さらに「自分を愛してくれるのは、僕は価値のある人間だから」とも考えます。
その結果、自己肯定感のアップにつながるのです。ただし、人に迷惑をかけること、人を傷付けること、法律に違反することの「迷傷法」は聞いてはいけません。
本日のまとめ
子どもの自己肯定感を上げるには「褒める基準は低くする」「子どものいいところを見る」「子どもの要求はできるだけ聞く」の3つに気を付けましょう。
特に子どもの要求を聞くことは、良好な親子関係を作る上でも非常に重要です。無理のない範囲でいいので、まずは毎日1つを目標にやってみましょう。
明日ですが、「寝る時間が遅い子ども2つの悪影響」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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