崩れた生活リズムを治す方法

スマホを触る子供

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高2の娘はスマホが手放せません。お風呂も入らず、酷いときはご飯も食べません。どんなに言っても聞かないし、何度も言うとキレます。

志望校は決まっていますが、好きな部活だけ遅くまでやり、勉強は全くしません。せめてきちんとした生活をしてほしいです。頼み事もすごくしてくるので、振り回されています。

去年は行き渋りがあったので、愛情バロメータをあげようとがんばったのですが、ただのわがままにしか思えなくなりました。

親であれば、「せめて規則正しい生活を送ってほしい」ですよね。ただ、ここで間違ったサポートをすると、昼夜逆転や暴力にもつながってしまいます。

そこで今回は、子どもの生活リズムを直すときに親がすべきことを紹介しましょう。

正しいサポートをすれば、短期間で改善できます。目標に向かって、勉強を頑張ることもできるはずです。

まずは愛情バロメータUP

愛情

今回の相談者さんの場合「何度も言うとキレる」と書かれています。この場合、お風呂やご飯についてはいったん言うのをやめましょう。

なぜなら、お風呂に入らなかったとしても、法律に触れたり人に迷惑をかけたりすることではないからです。

その上で、子どもの頼み事をできる限り聞いてあげましょう。すると、愛情バロメータが上がります。これが、改善のため最初のステップです。

ただし、理不尽な要求は聞いてはいけません。暴言を吐いたりするときは、毅然とした対応をしましょう。

次にお風呂に入れない理由と食事を食べられない理由をチェック

考える

上記を続けて愛情バロメータが上がってきたら、お風呂と食事が嫌である理由を聞きましょう。そして、出来る改善策を伝えます。たとえば、
  • 疲れて体が動かない⇒夜ではなく朝に入る
  • 発達障害などで水が体に触れるのが辛い⇒体は洗わず濡れたタオルで拭く
  • ご飯がおいしくない⇒食べたいものを作ってあげる
このように、できる対策を一緒に考えるのです。いきなり完璧を目指そうとするのではなく、できる事から進めていくことで生活リズムも改善してきます。

志望校に落ちた時の状況を話し合う

サポート

生活リズムが直ったら、次は勉強です。受験生なのに勉強をしない場合、落ちたときに親ができるサポートを伝えておきましょう。たとえば、
  • 浪人したときの予備校代は払えるかどうか
  • 私立や専門学校の費用を払えるかどうか
こういったことを、きちんと伝えておくことが大切です。すると、子どもも真剣に勉強すべきかどうか考えられます。

ただし、高校生は無理に勉強させる必要はありません。勉強したくないなら高卒で働くことも視野にいれて、話し合いを行いましょう。

本日のまとめ

親子

子どもが不規則な生活を送っていると、いろいろと言いたくなってしまうと思います。

ただし、聞き入れてもらえないなら言うのをやめ、愛情バロメータを上げることだけ意識しましょう。

会話ができる親子関係になった上で理由を尋ね、改善していくことが大切です。

明日ですが、「子どもをダメにする子育てTOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!崩れた生活リズムを治す方法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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