愛情不足の子ども3つのレベル

愛情不足

子どもの要求が絶えないと、親としては困ってしまいますよね。

このとき、要求を否定ばかりしていると危険です。子どもが愛情不足の状態になってしまうからです。すると、さらに要求が酷くなります。

そこで本日は、段階別の愛情不足の症状と、親はどんなことを意識していけばいいかを解説します。

やるべきことがわかれば愛情不足は改善し、不登校や激しい反抗も落ち着いていくでしょう。子育ても楽になるはずです。

初期段階:要求が増える

お願いする子供

愛情不足になりかけのときは、子どもの要求が増えてきます。

「〇〇連れてって」「学校まで送っていって」「早く家に帰ってきて」などのように、要求の頻度が増えてきたら、愛情不足の初期段階といえるでしょう。

こうした要求は、親の愛情を確かめる行為だからです。子どもは要求を聞いてもらうことで、愛情を感じます。

そのため、できる限り要求を聞いてあげましょう。

2段階目:要求が激しくなる

親子

子どもが愛情不足初期段階のとき、親がなかなか要求に応えられないと、要求が激しくなっていきます。

たとえば、「早く飯作れ、くそばばあ」など言葉が暴言化したり、「タバコ買ってきて」など要求が異常化したりします。

これは、自分の要求を聞いてくれないことにイライラしている状態といえるでしょう。

ここで大事なことは、正常な要求は聞き、異常な要求は聞かないということです。年齢的に問題のない要求はできる限り聞きつつ、

迷傷法(人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律に違反すること)はダメだと、毅然とした態度で注意しましょう。

3段階目:気力がなくなってくる

無気力な子供

2段階でも愛情不足が解消できないと、子どもは無気力になっていきます。

この親には愛されていない、何を頼んでもどうせ無駄だと思ってしまうからです。すると、
  • 部屋に引きこもって朝からゲーム
  • 朝起きられず、学校に行かない
  • 高校にも行かないと言う
  • 生きていても意味がないと言う
などの言動が起こすようになります。これは、子どもにエネルギーが足りていない状態です。

こうなってしまったときも、解決策は同じです。できる限り、子どもの要求を聞くようにしましょう。

幼少期の頃に満たしてあげるべき要求が満たせていなかったら、それもしっかり受け止めることで、子どもの愛情不足は徐々に解消していきます。

本日のまとめ

愛情

愛情不足の子どもは、まずは要求が増える、その後要求が激しくなる、最終的には無気力になるという段階があります。

これらの改善に必要なのは、親の愛情です。その愛情を伝えるために、子どもの正常な要求はできる限り聞いてあげましょう。

明日ですが、「子どもの不登校がつらい方へ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!愛情不足の子ども3つのレベル

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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