先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高一の娘は、高校から不登校になり今年の一月に通信制高校に転学しました。
転学後は楽しそうにしてるのでホッとしたのも束の間、ネットで知り合った男性に騙され、その寂しさを埋めるべく不特定多数の男性と関係を持っており、家出もされました。
全ては、私の過干渉、小言、娘の価値観を認めてこなかったことの結果だとわかり、今は何も言わず娘を信じて見守り、「気をつけて行ってきてね」と送り出す日々です。それでもやはり不安です。
子どもが高校で心機一転頑張ろうとしているのに、情緒不安定な状況だと親として不安ですよね。
ここで間違った対応をしてしまうと、高校を退学したり、犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるでしょう。でも、大丈夫です。
きちんと対応をしていけば、子どもの状態も良くなります。親としても、安心して見守れるようになるはずです。
原因は孤独感
相談者さんのお子さんが「不特定多数の男性と関係を持つ」「家出をする」。こうした行動をする原因は、孤独感です。
自宅に居場所がない、自宅にいても安心して過ごせない、自分は一人で誰にも頼れないと感じ、こうした行動をしてしまうのでしょう。
これは、親が家にいるいないは関係ありません。家にいたとしても、子どもがこのように感じていれば、孤独感は消えないでしょう。
ステップ1 安心できる家庭環境を作ろう
こうした行動をやめさせるには、まずは安心できる環境を作ることが大切です。
そのためには、「小言を言わない」「過干渉を止める」を徹底しましょう。また、子どもにとって居心地のいい家をつくるために、
- 子どもの好きな料理をつくる
- 家を整理整頓する
- 静かに落ち着いて寝られる環境をつくる
ステップ2 孤独感をなくそう
次に、孤独感をなくしていきましょう。そもそも孤独感とは、
「自分の気持ちをわかってくれない」「悩みがあっても誰にも話せない」「楽しい会話をする人がいない」、こうした感情です。
子どもの孤独感をなくすためにできることとしては、
- 子どもの気持ちを理解してあげる
- 子どもの話は否定せずに聞く
- 子どもがしたい会話を楽しくする
孤独感がなくなれば、情緒不安定な状況も改善します。
本日のまとめ
子どもが、不特定多数の男性と関係を持っていたり、家出をしたりする場合、原因は「孤独感」といえるでしょう。
これをなくすには、安心できる家庭環境を作ること、孤独感をなくすことが大切です。
明日ですが、「子どもが勉強しない家庭の特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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