先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
うちの子は、親の言う事など聞いた事がないのではないかと思うぐらい、家では言う事を聞きません。
言う事を聞かないので、小さい頃から叱られてばかりになってしまっていたと思います。
そのため、幼稚園に入った時から誰よりも何をしたら叱られるか知っている子で、先生からは優等生と言われてきました。
それも外面の優等生なので、中学になった今、化けの皮がはがれつつあります。どうしたらいいでしょうか。
子どもが言うことを聞かなくて悩んでいるお父さんお母さんは多いです。そこで今回は、どうして言うことを聞かないのかと、その改善ステップをお伝えします。
今、言うことを聞かない子でも、今回の内容を実践していただければ必ず変わっていきます。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
手のかかる子は要注意
小さい頃に手がかかっていた子は、寂しがり屋であることが多いです。そのため、他の子以上に親に構ってほしいという気持ちが強く、親の愛情を欲しがります。
この心理を理解して、小さいころからたくさん愛情を注いであげれば、子どもは愛情に満たされます。そして、寂しさ感情も減ってきます。
しかし、「なんでこんなことも1人でできないの?」と突っぱねてしまう子育てを続けると、子どもは親に不信感を抱くようになります。そして、徐々に愛情不足になってしまうのです。
ここで子どもは2つの行動をとります。1つは、わざと悪いことをして親の注意を惹く行動。もう1つは、優等生になって親から認めてもらう行動です。
今回の相談者の場合は、後者の可能性が高いかと思います。そのため、こうなってしまった原因を理解して、お子さんに向き合うことが大切です。
優等生タイプの子はどこかで化けの皮が剥がれる
優等生タイプの子は、一見すると上手く子育てが進んでいるように感じます。しかし、愛情不足の反動から優等生になっている場合は、どこかで化けの皮が剥がれます。
そして、突然親に反抗したり、勉強しなくなったり、不登校になったりすることがあるのです。今回の相談者の子が、どういった状況かわからないのですが、おそらく似たような状況になっているのでしょう。
どういった行動をとるかは、子どもの性格、気質、周りの環境で決まります。ただ、ほとんどの子は、思春期と言われる小学校高学年から高校1年生くらいまでの間に変化が訪れます。
現時点でお子さんが優等生の場合、高校1年生が一つの区切りです。ここをクリアできれば、その後荒れることはないと思います。
子どもの言うことを聞いてあげよう
もしどこかのタイミングで化けの皮が剥がれてしまったら、どのように対応するのがいいのでしょうか。まずは、溜まっている不信感と愛情不足を解消することから始めましょう。
できるだけ子どもの要求に応えてあげるのです。子どもの甘えに応えてあげれば上げるほど、愛情不足が無くなってきます。そして、元の状況に戻っていくでしょう。
1つ注意しないといけないのは、子どもの要求をなんでも聞くわけではありません。たとえば、「タバコ買ってきて」と言われても買ってきてはダメです。
高価なものを要求されて、言われるままに買ってあげるのもダメです。要求を聞くのは、物欲よりも精神的なものを心がけましょう。
そして、愛情不足がなくなってくると、少しずつこちらの言うことも聞いてくれるようになります。そこまで頑張りましょう。
本日のまとめ
小さい頃に手がかかっていた子は、他の子以上に寂しがり屋である可能性が高いです。昔は優等生であったとしても、寂しい気持ちに応えてあげられていないと、いつか爆発します。
この場合、子どもの要求を聞いてあげましょう。物欲よりも精神的な欲求を聞くように心がけ、条件付きの愛情にならないように注意します。愛情不足が解消すれば、親の言うことも聞いてくれるようになるでしょう。
明日ですが、「自由研究におすすめ!紅茶の色を変える実験」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもが親の言う事聞かない理由
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