プールの授業を全部休むと内申はどうなる?

プール

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3娘が、水泳授業に参加にしたくないと言います。理由は、みんな細いのに自分は太めだから水着になりたくないと言います。

標準体型かほんの少しだけふっくらしている程度です。泳力はある方なので、もったいないと思うのと、受験生なので内申が気になります。

水泳を全て不参加(見学)にすると体育の内申は悪くなりますか?持病があるなど嘘をついて親から一筆書いてほしいと言われましたが、これは聞いて良い要求ですか?

学校での水泳って、本当に好き嫌いが分かれる科目です。私が教師をしている頃も、毎回休んでいる子はいました。

とはいえ、全てを不参加(見学)となると、内申点が心配ですよね。では実際に、評価はどうなるのでしょうか?

元教師として評価のつけ方と、こうしたケースの場合に、親としてできることを解説しました。

間違った対応をしてしまうと、受験にも悪影響になるため、注意しましょう。

結論!内申点に影響が出る可能性大

通知表

結論からお伝えすると、水泳の授業に全て不参加だと、内申点に影響は出る可能性は非常に高いでしょう。

多少の欠席であれば、別日にテストをするなど、学校も配慮できることが多いです。

しかし、長期間の欠席になると配慮することが難しいため、実技点が付けられません。その結果、ほとんどの場合は内申点は下がると考えていいでしょう。

なお、持病の場合も、配慮してもらえるかどうかは学校や先生によります。

子どもが嘘をついてと言ったら?

考える主婦

では、相談者さんのように子どもに嘘をついてと言われた場合は、どうすればいいのでしょうか。これには正解はなく、親の倫理観によって変わります。

法律に違反しているわけではないので、親がいいと思えば、嘘をつくのもありなのかもしれません。ただし、私だったら嘘をついてまで休ませることは絶対にしません。

一度そういった対応をしてしまうと、嫌なことがあるたびに仮病を使えばいいと思ってしまうからです。これは、子どもにとってプラスにならないでしょう。

私なら「オオカミ少年」の話をして、毎回嘘をつくと本当に持病があるときに信じてもらえなくなるから、と説明をします。

子どもがプールに入りたくないなら?

子ども

では、どうしても子どもがプールに入りたくないと言ってくる場合、どうしたらいいでしょうか。

まずは、理由を聞きましょう。いじめや先生の対応が悪いなどがある場合は、話し合いが必要となるからです。

次に、事実を伝えましょう。プールを休むことで、内申点が下がり受験に影響が出ることを説明するのです。

最後は、子どもの意思を尊重しましょう。やりたくないなら、無理にやらせる必要はありません。他の部分で内申点を補えばいいからです。

本日のまとめ

プール

学校のプールの授業をすべて欠席すると、ほとんどの場合は内申点に影響が出ます。持病による配慮も、学校によって異なるでしょう。

大切なことは、子どもがプールに入りたくない理由を聞き、内申点への影響を伝えることです。

その上で、本人にどうするかを決めさせ、仮に休むという判断をするなら、他の部分で内申を補えるようにサポートしましょう。

明日ですが、「夏休みに子どもにやらせるべき3つのこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!プールの授業を全部休むと内申はどうなる?

関連記事

  1. 不登校

    不登校の兄弟連鎖の対処法

  2. 勉強

    発達障害でも成績優秀を目指すことは可能?

  3. 絶望

    D判定から逆転するために必要なこと

  4. ワーキングマザー

    子育てvs仕事、どっちを優先すべき?

  5. 成績

    成績オール1の脱出法

  6. 塾

    なぜ子どもが嫌がる塾に無理矢理行かせるのか?

  7. スマホ

    中学生のスマホのルールはどうすべき?

  8. お金

    子どもが友達とトラブル!弁償すべき?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP