先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3男子ですが、1ヶ月前から急に夜更かしをするようになり、朝起きられなくなりました。学校に遅刻、宿題もやらず提出物も出さない状態です。
親の言うこと、アドバイスは一切聞きません。子どものやりたいように夜中2時3時までゲームをやり、お昼過ぎまで寝て朝食後すぐにまたゲームを始めるという生活をしながら、どのように愛情バロメータを上げていけば良いのでしょうか?
お子さんが中3で受験生という状況で、宿題もせず遅刻もしていると、親として将来が不安ですよね。
ただし、焦って間違ったアプローチをしてしまうと、余計に状況は悪化してしまいます。
正しい方法で向き合うことで、最短で今の状況は改善できます。生活習慣も改善し、受験を成功させることができるはずです。
考えられる2つの原因
やりたい放題の生活をやめさせるためには、まずその原因を理解することが重要です。考えられる原因は主に2つあります。
1つ目は、学校でのトラブルです。1ヶ月ほどの間に急に行動が変わった場合、学校で何か嫌なことがあったかもしれません。
いじめや友達関係のこじれなどが原因であることも、考えられるでしょう。
2つ目は、愛情バロメータの低下です。これが低くなると、気力がなくなり、朝起きられなくなるからです。
徐々に生活リズムが崩れるので、昼夜逆転の生活にもなりやすくなるでしょう。
学校でのトラブル解決法
学校でのトラブルを解決するためには、まず子どもに話を聞いてみましょう。話すらできない場合は、先生にも聞いてみることが必要です。
先生と連携して、具体的な解決策を見つけていきましょう。もしいじめを受けたりしている場合は、再発しないようしっかりと約束させることが大切です。
先生からひどいことを言われていたことが原因なら、謝罪を求め、二度と同じことを言わないように教頭に見張ってもらうのことが大切でしょう。
友達関係がこじれたことが原因なら、先生に間に入ってもらうことで、関係修復をしていくことが大切です。
愛情バロメータを上げる方法
愛情バロメータを上げるためには、子どもが求めていることをできる限り叶えてあげることが大切です。今回の相談者なら、
- 子どもが大好きなゲームを理解し、親もそのゲームの内容を勉強したり一緒にプレイしたりする
- 好きな料理を作っておき、起きた時に食べられるように手紙を添えておく
- 家庭を明るい雰囲気にするために、夫婦喧嘩をなくしたり、ネガティブな言葉をやめたりする
関係が良くなったら、生活リズムをどのように正していくか、話し合いをしましょう。
本日のまとめ
子どもがやりたい放題の生活を改善するには、原因を特定し、その原因に応じた対応を行いましょう。
学校でのトラブルは先生と連携すること、愛情不足になっている場合は、子どもの求めることをできる限り叶えてあげることが大切です。
明日ですが、「不登校から第一志望校に合格した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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