先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の娘が夜遊びをしたがります。友達は男子もいて、夜中にこっそり抜け出していて、娘も誘われたようです。
私は、「危険な事に巻き込まれて危ないから絶対ダメ」と言いましたが、娘は誘惑に負けやすい性格で、いつか抜け出すのではと心配です。
また、悪友と距離を置くにはどうしたらいいですか?
夏場は特に、子どもが悪い誘惑に遭うケースが多くなります。非行傾向のある友達がいると、親としては不安になりますよね。
そこで今回は、子どもにこうした悪い誘いがあるときに、親がやるべき対応とやってはいけない対応をお伝えしましょう。
しっかり対応しないと、善悪のつけられない子どもになってしまいます。きちんと対応すれば、非行や犯罪に巻き込まれずに済むはずです。
大前提!思春期あるある
はじめに、夜中に家を抜け出して友達と会おうとすることは、どの中学生であっても一度は考えたことがあるでしょう。
やるかどうかは別として、多くの子どもは誘われたり考えたりしたことがあるはずです。
とはいえ、何も注意しないと、悪い人と会って非行に走ったり、犯罪に巻き込まれたりすることがないとはいえません。
「タバコ吸わない?」「お酒飲んでみようよ」など、様々な誘惑があることを、知っておきましょう。
結論!親は子どもの友達関係に口をはさめない
では、どうしたら悪い誘いをしてくる友達とは距離を置いてもらえるのでしょうか。
まず、どんな友達であれ、頭から否定をするのはやめましょう。子どもにとっては、かけがえのない存在だからです。
友達を否定されると、子どは自分を否定されたと感じます。その結果、愛情バロメータも下がってしまうのです。
また、そもそも学校が一緒の場合、友達と距離を取るのは不可能です。たとえ引っ越しても、また次の学校に似たような友達がいるでしょう。
つまり親が「悪友と距離を取らせたい」と考えたとしても、無理なのです。
親ができることは2つだけ
では、どうすればいいのか。親ができることが2つあります。1つ目は「愛情バロメータを上げること」です。
愛情バロメータを上げておけば、何かあったときに子どもから相談を受けることができます。その時に、やってはいけないと言えるでしょう。
また、子どもは「親を傷つけたくない」と感じるため、悪いことをしようとしたときに思いとどまることもできます。
2つ目は「ダメなことは事前に伝えておくこと」です。「夜出ると補導されるし、悪い大人もいる」といったことをあらかじめ伝えておきましょう。
このとき友達のことは否定せず、「人は人、うちはうち」という姿勢でいることが大切です。ただし、それを守るかどうかは、愛情バロメータ次第です。
本日のまとめ
夜中に家を抜け出して友達と会おうとすることは、多くの中学生が一度は考えることです。とはいえ、親は子どもの友達関係に口をはさめません。
日頃から愛情バロメータを上げ、ダメなことは事前に伝えておくようにしましょう。
明日ですが、「オール5で第一志望に合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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