先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の孫の非行がこの1週間でエスカレートし、タバコ、お酒、夜中遊び歩くようになる、気に入らない友達を呼び出して喧嘩、警察がくる。一気にです。
孫は私の娘の子供で、孫が2歳のときに亡くなりました。亡くなった娘も、同じ時期に荒れていました。
つくづく私は女の子を間違った育て方をしているんだなと思います。どうやったら娘自身を大切にしてくれるのでしょうか?
中学生の非行に悩む家庭は、少なくありません。将来が不安になりますし、何とか更生させたいですよね。
そこで今回は、子どもが非行に走る原因と対策をお伝えしましょう。非行の原因がわかれば、子どもが立ち直るために必要な行動ができます。
ここを理解して環境を変えることで、子どもは善悪をしっかりと判断ができるようになり、正しい道に戻ることができるはずです。
子どもが非行をする3つの原因
子どもが非行をする最も大きな原因は、主に3つあります。1つ目は「愛情バロメータの低下」です。
これは、親がどれだけ愛情を注いでいるかではなく、子どもが親の愛情をどれだけ感じているかが重要です。愛情不足になると、非行に走ることがあります。
2つ目は、「社会性の低さ」です。社会的なルールやマナーが理解できていないと、子どもは善悪の判断ができなくなります。
3つ目は、「発達障害」です。ADHDなどの発達障害があると、感情のコントロールが難しく、イライラすると衝動的に手が出てしまうことがあります。
これらが、非行に走る主な原因といえるでしょう。
改善のためのアプローチ
子どもが非行に走る場合、まずはレベルをチェックします。命の危険がある状況なら、第三者のサポートを入れましょう。
親だけでの対応は、限界があるからです。警察や児童相談所、学校、地域の教育相談といった無料のサポートや問題行動の専門家による有料のサポートを検討しましょう。
なお、命の危険もない軽度の問題であれば、親のサポートのみで改善させることができます。
家庭でできる具体的な対応策
では、家庭ではどのような対応ができるのでしょうか。1つ目は、「安心できる家庭環境をつくること」です。
美味しいご飯を用意して待っているなど、家庭が子どもにとって安心できる場所にしましょう。
2つ目は、「子どもの話をしっかり聞くこと」です。子どもの要求や気持ちをできる限り尊重し、話を聞いてあげることが重要です。
3つ目は、「ダメなことはしっかり止めさせること」です。タバコや飲酒など、明らかにダメなことは許してはいけません。
子どもが深夜に徘徊する場合は、子どもを守るために警察に連絡するなど、毅然とした対応が必要です。
本日のまとめ
子どもが非行に走る原因は、愛情バロメータの低下、社会性の低さなどが挙げられます。
家庭の愛情や社会的なサポートを通じて、子どもが再び正しい道を歩めるように手助けすることが重要です。
明日ですが、「私立中学と公立中学、どっちがおすすめ?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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