先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子供が4人います。次男はサッカーをやりながら受験なので、自分の行きたい高校に入れるように頑張ってほしいのですが、なかなかやりません。
塾にも通っていますが、家に帰ってから復習もやらないので困ってます。下の子たちもやらなくていいになってしまっていて、1人ずつみてあげる余裕もありません。どうしたらいいでしょうか。
子ども自ら志望校を決めたのに勉強しない状況では、受験が心配ですよね。親として、なんとか勉強を頑張ってもらいたいと思うのは当然でしょう。
そこで今回は、受験なのに勉強をしない子どもへの向き合い方をお伝えします。きちんとサポートすれば、受験を成功させることができます。
子どもは自主的に勉強を頑張るようになり、合格後も充実した高校生活を送ることができるはずです。
大前提!受験生の子に親がすべきこと
受験生の子どもに親がすべきことは、主に3つあります。
1つ目は「愛情バロメータUP」です。親の愛情を感じられないと、勉強への意欲は出ません。日頃から良好な親子関係を築きましょう。
2つ目は「アクティブ進路を決めること」です。行きたい高校が決まっていれば、自然とやる気は出てきます。子どもと一緒に志望校を探し、目標を明確にしましょう。
3つ目は「脇役サポート」です。親は無理に勉強を押し付けるのではなく、子どもが求めるサポートを行いましょう。
わからない問題があったり、そもそも勉強のやり方がわからなかったりすると、やる気が続きません。必要に応じて教えるなどのサポートをしましょう。
アクティブ進路が決まった後はどうするか?
アクティブ進路が決まった後、親がやるべきことは2つあります。まずは、志望校に向けた現在の状況を子どもと確認することです。
目標の偏差値や現在の成績を一緒に確認し、「これだけ偏差値を上げないと、志望校合格が難しい」という現実を冷静に伝えることが大切です。
次に、親としてできるサポートを提案しましょう。「何か手伝えることがあれば教えてね」と声をかけ、子どもが求めてきたらできる限り助けることが重要です。
ここまでのサポートをしていれば、これ以上親にできることはありません。あとは子どもを見守り、愛情バロメータを上げていきましょう。
勉強は塾、家では休むのもあり
子どもによっては、「勉強は塾で頑張って、家では休む」タイプの子もいます。今回の相談者のお子さんも、このタイプかもしれません。
この場合、家での復習を無理に求めるのではなく、子どもが望むなら塾の頻度を増やしたり、図書館などの集中できる環境を活用したりするといいでしょう。
子ども一人ひとり、勉強しやすい環境は異なります。子どもが外で頑張っているなら、家ではゆっくり休ませてあげることも必要です。
親が正しくサポートをすることで、子どものやる気は継続し、勉強を頑張るエネルギーになるはずです。
本日のまとめ
受験生の子どもに親がすべきことは、「愛情バロメータUP」「アクティブ進路決め」「脇役サポート」の3つです。
志望校が決まった後は現実を共有し、具体的なサポートを提案していきましょう。勉強は塾で頑張って、家で休むタイプの子もいます。
子どもに合わせた環境作りを心がけ、家庭はリラックスできる場にするのも効果的でしょう。
明日ですが、「愛情不足の女の子3つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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