先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
冬休みから宿題がタブレットになりました。調べ学習をできるようにしているため、無料ゲームも出来てしまいます。
課題をやらないで、ずっと無料ゲームをしています。先生に相談すると、「家のことまでは責任が取れないので、両親にお任せするようにお手紙を配った」とのことでした。
学校から無料ゲームが出来るタブレットを渡されてしまったら、「課題をやったらゲームが出来る」と家庭内で決めているルールが守られません。
今後、どのように対応したら良いでしょうか?
近年、学校での学習にタブレットが導入されることが増えています。しかし、子どもが宿題そっちのけでゲームをしているケースも多いのではないでしょうか。
そこで今回は「学校のタブレットはどこまで監視すべき?」をお伝えしましょう。どのようなルールを作ると効果的なのかもまとめました。
正しく使うことで、効率的に学習を行うことができます。無駄に親子でもめることもなくなり、親のストレスや不安もなくなるはずです。
目次
タブレット管理の前に「愛情バロメータ」を上げる
タブレットのルールを決める前、良好な親子関係を作りましょう。これができていないと、どんなにルールを決めても子どもは守ろうしないからです。
そのため、まずは「愛情バロメータ」を上げていきましょう。そのために親が意識すべきことは、
- 子どもの話をしっかり聞く
- 過干渉をやめる
- 子どもの好きな料理を作る
やるべきことができていれば問題ない
とはいえ、タブレットでゲームをしていること自体はそれほど問題ではありません。重要なのは、「やるべきことができているか」です。
そこでチェックすべきことは「きちんと宿題を出しているか」「寝る時間が遅くなっていないか」の2点です。
これができていれば、ある程度ゲームをする時間があっても、過度に制限したり細かく監視したりする必要はないでしょう。
子どもとしても「どうしてやるべきことができているのに、空いた時間でゲームをしたらダメなの?」と思ってしまうからです。
現状のルールが守れないなら変更が必要
ただし相談者さんのように、「宿題ができていない」という場合には、ルールの見直しが必要です。
愛情バロメータを上げた上で、子どもがより実行しやすいルールを親子で一緒に考えて作りましょう。たとえば、
- 事前に宿題の内容をチェックする(親も確認する)
- 時間を決めて宿題を終わらせる(◯時までに終わらせると約束する)
- 宿題が終わった後にチェックする(宿題が本当に終わったかを一緒に確認)
- 自由時間を設ける(宿題が終わったら好きなことをしてもよい時間を確保)
本日のまとめ
ゲームのルールを守らせる上で大切なのは、「親子の信頼関係を築くこと」と「やるべきことができているかを確認すること」です。
ゲームをする時間があっても、宿題ができていて生活リズムが崩れていなければ、過度に制限するのはやめましょう。
やるべきことができていないなら、愛情バロメータを上げた上で、子どもが納得して守れるルールを作ることが大切です。
明日ですが、「5教科98点UPした親子がやった事やめた事」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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