スポーツ特待進学はアリなのか?

卓球

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3息子です。中2の冬から塾に通いだし、勉強も少しは頑張り始めています。小1から卓球をやり始めて最近、クラブのコーチから高校のスポーツ特待で他県の高校の特待を受てみては?との誘いをうけました。

わが家としては地元の高校に勉強で進学し大学(できれば国公立)に進んでいくものと思っていたのですが、そのような道もあるのかと驚いた半面、スポーツで行くと勉強がおろそかになるのでは?と思っています。

子供は卓球で行きたいようなのですが本当に将来について、考えているのか不安だらけです。

特待を受けてスポーツで進学するという選択はアリなのでしょうか?

子どもにスポーツ推薦の話が来ると、うれしい反面、不安もありますよね。でも安心してください。正しく判断すれば、いい結果になります。

そこで今回は、「スポーツ特待進学はアリなのか」について解説しましょう。

子どもの気持ちを大切にしながら考えることで、将来の可能性を広げることができます。親子で納得のいく進路選択が、できるはずです。

大前提!子どもの人生は子どもが決めるもの

やる気でない

まず大切なのは、「進路は子ども自身が決めること」です。親や親戚の意見は、参考程度にさせましょう。

なぜなら、高校生活を送るのは子ども本人だからです。嫌々行った学校では、勉強もスポーツも頑張れません。

「勉強ができなくなるかも」という理由だけで、夢をあきらめさせるのはもったいないです。そのため、私なら子どもが「行きたい」という学校を応援します。

県外に出ることで、新しい環境に適応する力や自立心も身につくので、いいことづくめです。

スポーツ推薦で行くと、勉強はおろそかになるのか

監督

「スポーツ推薦=勉強しない」と思われがちですが、これは半分正解、半分間違いです。

というのも、監督の考え方によって変わります。監督が「スポーツも勉強も両立すべき」という考えなら、しっかり勉強させてくれます。

実際に私の教え子でスポーツ推薦で高校に行った子は、中学の時以上に勉強を頑張っていました。

こういった学校もありますので、不安な場合は監督の考えを聞いてみましょう。

もし地元の高校に行かせたらどうなるか

怒る高校生

ちなみに、地元の公立高校に進学したらどうなるのか。実はこれも、学校の方針によって変わります。

勉強を頑張らせる方針なら、大学進学率は高いでしょう。しかし、子どもの自主性を重んじる学校なら、勉強しなくても注意されないこともあります。

つまり、「地元高校に行く=大学進学率が上がる」とは限らないのです。

さらに、地元の学校に行って部活が充実しなかったら、絶対に後悔するでしょう。その恨みが、親に向くこともあります。

これらを考えても、本人の意思を尊重した方が上手くいく確率は高いです。

本日のまとめ

中学生

スポーツ特待進学を使ったからといって、勉強ができなくなるわけではありません。監督の方針次第です。

そのため、子どもの意思を尊重して進路を決める方がいいでしょう。再度お子さんと、進路をどうするか話し合ってみてください。

明々後日ですが、「子どもの勉強を見るのに疲れてしまった方へ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!スポーツ特待進学はアリなのか?

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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