朝起きられない子への正しい関わり方

起きられない

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

母の仕事が早く、朝起こすことができません。もともと喧嘩になるのが嫌で、仕事を早朝にいれました。

しかし、フリースクールも遅刻が増えて、行かなくなり、引きこもりが心配です。朝は、母親が声をかけて起こすべきでしょうか?

「起きた時点で誉める」「時間に間に合わなかったらご飯はなし」というルールはどう思いますか?

夏休みが終わったにも関わらず、朝なかなか起きられない子もいるでしょう。でも大丈夫です。正しく対応すれば、改善できます。

そこで今回は、「朝起きられない子への正しい関わり方」について解説します。

早めに対応していかないと、このまま引きこもりや不登校につながる可能性があります。問題が悪化するまえに対応しましょう。

フリースクールの遅刻が増えている原因

割れたハート

はじめに、相談者さんのお子さんは、なぜフリースクールの遅刻が増えているのでしょうか。考えられる原因は、3つあります。

1つ目は、愛情バロメータの低下による気力の低下です。親の愛情が子どもにうまく届かないと、気力が下がります。その結果、朝起きられなくなるのです。

2つ目は、フリースクールでのトラブルです。どれだけ親子関係が良くても、先生や友達との人間関係がうまくいっていないと行きたくなくなります。

3つ目は、つまらないからです。フリースクールが退屈すぎる可能性もあるでしょう。

愛情バロメータを上げて原因を解決

電話する

では、どうしたらいいのか。どのパターンでも、改善できる方法があります。まずは、子どもの要求をできるだけ聞きましょう。

こうすることで愛情バロメータが上がり、エネルギーも出て、朝起きられるようになります。また、子どもが嫌がることをやめましょう。

どれだけ要求を聞いても、嫌がることをしていたら愛情バロメータが下がってしまうからです。

次に、フリースクールの先生に行きたくない原因がないかを相談しましょう。人間関係などがうまくいっていないなら、間に入ってもらって解決します。

朝起こしてほしいか聞いてみよう

主婦

基本的に上記のステップを行えば、子どもは「またフリースクールに行きたい」と思うようになります。

すると自然と、朝起きたいという意欲も出てくるはずです。それでも起きられない場合は、「朝、起こしてほしいか」を聞いてみましょう。

起こしてほしいなら、サポートしてあげればいいです。起こしてほしくないなら、まだ行きたくない原因が残っていると考えられます。

さきにそちらを解決しましょう。なお、「時間に間に合わなかったらご飯はなし」という罰を与える方法は、おすすめしません。

本日のまとめ

親子

子どもが朝起きられない原因は、愛情バロメータの低下、フリースクールでのトラブル、つまらないという気持ちなどが考えられます。

子どもの要求を聞き、嫌がることをやめ、先生に相談して問題を解決していきましょう。

明々後日ですが、「スマホ依存の子どもとの関係修復法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!朝起きられない子への正しい関わり方

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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