先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
勉強しなさいと言わずにじっと様子を見て早二年。中二の娘はテスト平均30点、提出物全く出していないと担任から毎回いわれます。
それでも勉強しなさいと言わない方がいいですか?
提出物を出さない状態が続くと、成績への影響も心配になりますよね。
そこで今回は、「提出物を出さない子どもの改善法」をお伝えしましょう。
正しいステップでサポートすれば、お子さんはきちんと宿題や提出物を出せるようになります。
親子関係も改善し、テストの点数も上がってくるはずです。
勉強しなさいと言わないのは最初の一歩
今回の相談者さんは「勉強しなさい」と言わないようにしているとあります。これは、いいことです。
子どものやる気を引き出すための最初の一歩は、愛情バロメータUPだからです。勉強しなさいと言い続けると、これが下がってしまいます。
その結果、ますますやらなくなるのです。さらに親に反発するようにもなるため、子育ても大変になります。
「勉強しなさい」をやめた後にすべきこと
とはいえ「勉強しなさい」をやめるだけで、子どもが勉強するわけではありません。多くの子にとって、勉強は楽しいものではないからです。
そこで、動機付けをしてやる気を引き出しましょう。そのために必要なのが、「アクティブ進路決め」や「ごほうび作戦」です。
アクティブ進路決めの場合、子どもが心の底から行きたいと思う進路を一緒に探しましょう。これが見つかると、やる気が出ます。
まだ進路を決める段階ではない場合は、ちょっとした目標とごほうびを一緒に考えるといいでしょう。
提出物を出さない場合は
相談者さんのお子さんのように、提出物を出さない場合、まずは愛情バロメータを上げましょう。
これが上がり関係がよくなったら、提出物は先生との約束だということを伝えてください。「やらなくてもいい」と思っている子がいるからです。
8割の子は、これでやります。それでもやらない子は、やり方がわからないことが多いです。
そこで親がわからないところを教えたり、やり方を教えたりしましょう。できるようになるまで、サポートを続けることが大切です。
本日のまとめ
「勉強しなさい」をやめることは最初の一歩です。その後、動機付けをしましょう。
提出物については、愛情バロメータを上げてから大切さを伝え、できるまでサポートすることがポイントです。
明々後日ですが、「しつけと甘やかしの違い」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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