先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学2年の息子は、効率的な勉強法を教えても、ご褒美を決めても、逆にペナルティがあっても、そもそもやる気がなさすぎてやらないので困っています。
一人で勉強をやらせてもやっていない、一緒にしても反抗的で素直に話を聞かないので、成績をあげる以前の問題な気がします。
どうすれば危機感をもたせられますか?ちなみに「やるべきときにやらないと困るのは自分」だという話も散々しました。
試せることは全部しましたがダメで心が折れそうです。
いろいろとサポートをしても子どもが勉強しないと、辛いですよね。どうすればいいか、頭を抱えている方も多いでしょう。
そこで今回は、「ご褒美も罰も効かない子どもへの対応法」をお伝えします。
対応を間違えると、さらに子どもは勉強しなくなります。スムーズに対応すれば、子どもは自ら勉強するようになり、成績も上がるはずです。
大前提!言葉で子どもは動かない

「こんな時って、なんて声をかけたらいいですか?」という相談をよくいただきます。
もちろん、言い方を工夫すれば多少の違いは出るでしょう。しかし、子どもは言葉だけでは動きません。
たとえば、嫌いな上司と仲のいい上司の2人から同じように「この仕事、手伝ってくれない?」と頼まれたとします。どちらのお願いを聞こうと思いますか?
仲のいい上司ですよね。大事なことは、言葉よりも関係性です。これは、親子関係でも同じです。
「この人の言うことなら聞こう」と思える関係を作ることが、言葉よりも大切です。
親子関係が全て

今回の相談者さんも、まずは関係作りから始めていかないといけません。では、どうしたらいいのか。
まずは、嫌がる行動をやめましょう。たとえば、
- 勉強しなかったらペナルティがある
- 「今は勉強やるべき」「もっと頑張れ」と言う
心が折れそうなときは?

親子関係を良くするには、時間や我慢も必要です。心が折れそうになることもあるでしょう。
なんで自分ばっかりうまくいかないんだろうと思ったら、SNSで自分より大変な人の投稿を見てください。
- 子どもが犯罪をして、捕まってしまった
- 海外に住んでいて、食べるものすらない
その結果、子育ての基準が下がり、イライラしなくなります。いずれ子どもも変わり、気づいた時には成績も上がっていくです。
本日のまとめ

子どもは、言葉では動きません。大事なのは「親子関係」です。
関係性を良くするには、子どもが嫌がる行動をやめて子どもが喜ぶ行動をやっていきましょう。
心が折れそうなときは、自分よりも辛い人生を送ってきた方の情報を見るのがおすすめです。
明々後日ですが、「厳しく育てても成績が下がる理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ






































































































































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