先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校で昼夜逆転しています。夜決まった時間にゲームを終わるにはどうしたらいいでしょうか?
いつもお昼過ぎまで寝ているので、朝起きるにはどう対応したらいいのか困っています。パソコンでしているので、時間制限も出来ません。
起きたら夫婦で息子と仲良くなる努力をしているので、コミュニケーションは取れる様になりました。
この先どう働きかけて行ったらいいのか、教えて頂けたら有難いです。
子どもが不登校で昼夜逆転、夜中までゲームをしている状態だと、どうにかして改善させたいですよね。
このとき、親が間違った対応をしてしまうと、改善どころか状況は悪化してしまうでしょう。
そこで本日は、やってはいけない対応と、改善ステップをお伝えします。生活習慣が改善でき、子育ての悩みもなくなるはずです。
やってはいけない対応
はじめに、親がやってはいけない対応をお伝えします。1つ目は、ゲームを取り上げることです。
不登校の子どもにとってゲームは「寂しい、やることがない、暇」こういった気持ちを穴埋めするための道具だからです。
それを奪われてしまうと、自分を守るために取り返そうと暴れることもあるでしょう。
2つ目は、一方的にやめる時間を決めることです。一方的に決めつけると、反発が出るだけだからです。では、どうしたらいいのでしょうか?
ステップ1.ダメな事を伝える
まずは、ダメなことを伝えましょう。今回の場合、ゲームをすることがダメなわけではありません。
昼夜逆転生活になっていることが、ダメなのです。なぜなら、子どもの健康に悪影響があるからです。
このことを、子どもに伝えていきましょう。ただし「子どもが親の話を聞くことができる親子関係であること」が大切です。
そうでない場合は、良好な関係をつくってから伝えた方がスムーズでしょう。
ステップ2.何時ならやめれるか聞く
親子関係が良ければ、昼夜逆転生活が良くないことは理解してもらえます。その後で、子ども本人に何時ならやめられるか聞きましょう。
すると、子どもの中で自分の中でできそうなラインを言ってきます。
たとえ、まだまだ夜中遅い時間だとしても、一旦は受け入れてあげましょう。少しずつ早めていければ大丈夫です。
今よりも愛情バロメータを上げて、話し合いで解決できる方法を探っていきましょう。
本日のまとめ
夜中までゲームをやっている子どもに、ゲームを無理やり取り上げるという強行手段をとると、暴れる可能性があります。
良好な親子関係をつくった上で、子ども本人にやめる時間を決めさせましょう。これが最もスムーズに解決する方法です。
明日ですが、「起立性調節障害が治った成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!夜中にゲームをする子に親がすべきこと
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