先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1の息子がいます。中3の夏休み明けに不登校になりましたが、愛情バロメータを上げるよう気をつけて、現在毎日登校しています。
しかし、勉強に関してはやる気が出ず、大学には行きたいが、ゲームに逃げてばかりな自分を責めているようです。
親にできる事がわからず、話を聞いたり好きなご飯を作ったりはしていますが、他に出来る事はどんな事があるでしょうか?
不登校が解消され、学校に通えるようになっているので、愛情バロメータは上がってきています。ただ、今の状態では、大学受験もうまくいかないでしょう。
そこで今回は、勉強をしないといけないとわかっているものの、勉強のやる気が出ないお子さんに、どうやる気をアップさせるか紹介します。
勉強のモチベーションが上がらず、成績が低いままになると、最悪退学や留年することもあるので、早めに対応しましょう。
考えられる2つの原因
お子さんが勉強をやる気になれないのには、2つの原因が考えられます。
1つ目の原因は「まだ勉強できる愛情バロメータではない」パターンです。不登校は解消され、学校には行けるようになった。しかし、自発的に勉強するにはエネルギーが足りない状況です。
2つ目の原因は「動機付けができていない」パターンです。明確な進路が決まっていない場合、勉強する理由がないため、やる気は出ません。
通常は、このどちらかでしょう。
愛情バロメータを上げ、できることを伝えよう
そこで、最初にすべきことは、愛情バロメータUPです。
子どもの要求をできるだけ聞く、子どもの好きな料理を作る、子どものしたい話をする、ゲームを一緒に楽しむなどをして、お子さんに愛情を注ぎましょう。
次に、動機づけのために、親ができることを提案します。
たとえば「一緒に大学祭でも見に行ってみる?」「家庭教師とか塾とかもやってみたい?」というように、どんなサポートならできるかを伝えるのです。
まずはこの2つから、始めていきます。
将来の夢を見つけることが重要
勘違いしてはいけないのは、大学進学はゴールではないということです。あくまで大学は、将来の夢を叶えるための通過点に過ぎません。
もし、お子さんに明確に志望校が見つからない場合、将来やりたいことが決まっていないのが原因かもしれません。
この場合、専門職の友人の話を聞かせたり、新しい経験ができる場を提供してみましょう。
子どもの興味を広げるようなサポートをし、夢ややりたいことを見つけるようにすることが大切です。
本日のまとめ
子どもの勉強のやる気を出すためには、「愛情バロメータをあげる」「動機づけをする」の2つが必要です。
良好な親子関係を作り、お子さんの夢が見つかるようなサポートをして、自発的に勉強を頑張りたくなるようなモチベーションを引き出しましょう。
明日ですが、「意地悪な子に育つ子育て法3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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