進学した高校が想像と違ったときは?

高校生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校生の息子の相談なのですが、将来の夢を実現する為に進学率の高い進学校におります。入学してみると学校行事が楽しくなくて学校自体が楽しくないと言ってます。

部活には入っており、部活仲間とは楽しめており、クラスの友達は数人仲間がいるみたいです。今後どの様に声かけをしていけば息子の高校生活と勉強の意欲が湧いてくるでしょうか?

高校受験に限らず、中学受験や大学受験でも、入った学校が想像と違っていたということはよく起こります。

そこで今回は、受験を乗り越えて高校に入ったのに、いざ入ってみると学校がつまらないという悩みの解決法をお伝えします。

きちんと原因を突き止めて対応していけば、解決することができます。お子さんが同じように悩んでいる場合は、参考にしていただければ幸いです。

なお、今回は高校受験を例に解説していきますが、大学受験や中学受験でも考え方は同じになります。

高校が楽しくなくなる3つの理由

3

私の経験上、高校が楽しくないと感じるのには3つの理由があります。1つ目は、夢が叶わない進路に進んでいるからです。

たとえば、農業系の仕事に就きたいと思っているのに、それとは異なる専門の高校に進んでしまったら、どうでしょう。将来的に役立つ知識が得られるとしても、毎日の勉強は楽しくないと思います。

2つ目は、友達がいないからです。入ってすぐに友達や先生との人間関係がうまくいかないと、どうでしょう。学校が楽しくないと感じて、行きたくなくなります。

3つ目は、学校の雰囲気が合わないからです。学園祭や部活などが楽しい雰囲気で行いたいと思っている子が、それとは真逆の学校に進学してしまったらどうでしょう。

勉強したい学科で友達がいたとしても、学校が楽しくないと感じるはずです。お子さんが学校に行きたくないと言う場合、上の3つのうちのどれに該当するか考えてみましょう。

楽しくないと言っているなら、状況別の改善ステップを行おう

いじめ

では、それぞれの状況別での対応ステップを解説していきます。

まず、将来やりたい仕事と今進んでいる進路にズレがある場合は、早い段階で転校したほうが良いです。自分の希望する進路に進めないのなら、その高校にいる意味がないからです。

そのため、早い段階で転校して希望の進路にいけるようにするほうが、長い目で見たとき必ずプラスになります。

次に、友達がいない場合です。もし、他の子からいじめられているなどのひどい状況なら、先生に相談するか転校を考えるのが良いと思います。

ただ、なんとなくクラスに馴染めない程度なら、学校は勉強する場所と割り切って、趣味を通じて学校以外で友達を作るのが良いでしょう。

最後に、学校の雰囲気が合わない場合です。今回の相談者さんは、この状況かと思います。あくまでも私の意見ですが、今回の相談者さんのお子さんは、少し理想を言いすぎかなと思います。

学校行事と言うのは、1年で数えるほどしかありません。それなら、学校行事は仕方ないと割り切って、3年間は我慢して通ったほうが良いと思います。

入ってみたらなんか違うということは、今後仕事などでも起き得る話です。その都度文句を言っていても仕方ないので、3年間は頑張って通うように伝えましょう。

大学受験で同じ失敗をしない方法

リサーチ

今回の相談者さんが失敗してしまった原因は、リサーチ不足です。あらかじめ、高校の文化祭を見に行っていれば、雰囲気が分かったはずだからです。

もちろん、見に行っていたにも関わらず、入ってみたら「思っていたのと違った」というケースも、ゼロではありません。

しかし、体験入学などに行っていない状態でこのような失敗をする子は、本当に多いです。

今後お子さんが、大学受験で同じ失敗をしないためにも、オープンキャンパスや文化祭に行くようにさせましょう。大学の雰囲気を知った上で受験勉強に励むようにすれば、やる気もUPするはずです。

本日のまとめ

高校

入った高校が楽しくないと感じてしまうのは、希望の進路に進めない、友達がいない、雰囲気が合わないという3つの理由が考えられます。

夢につながらない高校なら、早い段階で転校するのが良いです。友達がいない場合は、いじめられているなどの状況を除き、学校は勉強する場と割り切るのがおすすめです。

最近はオンラインでも友達ができるので、趣味を通じて学校以外で友達を作りましょう。雰囲気が合わない場合は、仕事でもこういうことはよく起きると割り切りましょう。

入ってみないと分からないことは多いので、あまり理想を求めすぎずに我慢して通うのが良いと思います。そして、大学受験では同じ失敗をしないように、徹底的なリサーチをしましょう。

明日ですが、「保存版!高校受験の勉強計画の立て方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!進学した高校が想像と違ったときは?

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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