友達をいじめる子どもの心理

いじめ

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

うちの子は、お友達に嫌なことをしたり怪我をさせたりとトラブルを起こしています。

その度に相手の親に謝りに行き息子を叱りますが、一向に直りません。どうしたらこの性格が直りますか?

お子さんが友達をいじめていたり、悪口を言ったりしていると、親としては辛いと思います。その都度注意しても、守ってもらえないとどうしたらいいのか悩みますよね。

そこで本日は、このような問題行動を起こす原因と対応法をお伝えしていきます。根本的な原因をなくすことで、改善できます。

問題行動がなくなることで、お子さんの学校生活は楽しくなるでしょう。参考にしていただければ幸いです。

考えられる2つの原因

ストレス

友達をいじめる原因は、次の2つが考えられます。1つ目は「ストレスが解消できていないこと」です。学校は社会なので、ストレスがたまります。それを解消できるのが、家庭です。

おいしいご飯を食べたり、親子での会話をすることでそのストレスが解消できます。しかし、家庭で発散できないと、ストレスはどんどんたまっていくでしょう。

それが、家の中での暴力や暴言、うつ病や引きこもり、学校でのいじめや問題行動につながってしまいます。

2つ目は「発達障害」です。特にアスペルガー症候群の子は、人の気持ちを理解するのが苦手です。そのため、人の傷つくことを言ってしまうことがあります。

まずは親子関係チェック

愛情

そこで、まずは親子関係が良好かどうかチェックしてみてください。子どもから他愛もない話をしてくるか、子どもが家にいるときにリビングにいるかを考えるといいでしょう。

会話がなかったり部屋に引きこもっているなら、家庭でストレスを解消できていない可能性が高いです。

子どもの話を否定せずに聞く、過干渉をやめる、おいしいご飯をつくるなど、ストレスを解消できる家庭をつくりましょう。

その結果、愛情バロメータが上がり話ができる関係になります。そこではじめて、親の話を聞いてくれるようになるでしょう。

発達障害グレーゾーンの場合

伝える

発達障害やグレーゾーンの場合、相手の気持ちを理解したくてもできない可能性があります。お子さんにとっては、相手を傷つけるためにやったという認識はありません。

そのため、問題があったときには「相手がどういう気持ちになるか」を根気よく伝えていく必要があります。

また、事前に先生に症状を伝えておくのもいいでしょう。トラブルを防いでくれたり、冷静に教えてくれたりするからです。

これらの経験を積み重ねることで、徐々に相手の気持ちがわかるようになるでしょう。もちろん、時間はかかります。根気よく向き合うことが大切です。

本日のまとめ

食卓

友達をいじめる子は、家庭でストレスが解消できていないことが多いです。まずは、ストレスを解消できる家庭をつくりましょう。

そのためには、過干渉にならず、おいしいご飯をつくり、親子での会話を増やすことが大切です。

発達障害グレーゾーンの場合も、相手の気持ちが理解できないことがあります。先生とも連携しながら、その都度相手の気持ちを教えてあげるようにしましょう。

明日ですが、「勉強の理解力がない子のサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!友達をいじめる子どもの心理

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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