先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2男子、勉強しません。コツコツ努力すること、人から指図されることが嫌いです。目標がなく、ごほうびにもつられません。
通知表はオール3。一時は成績が心配で私もガミガミ言っていましたが、半ば諦めたので今は親子関係は悪くありません。しかし、このまま放っておいて良いとも思えず悩んでいます。
勉強の話をしようとすると警戒され、一緒にやる?と聞いても拒否されます。やる気を出してもらうにはどうすればよいでしょうか。
子どもに勉強のやる気がないと、親としてはこのままでいいのか不安になりますよね。
そこで本日は、具体的に子どものやる気をUPさせる方法を解説します。
間違った対応をすると、親子関係が悪化し、勉強どころではなくなってしまいます。中3でいいスタートを切るためにも、正しいステップで対応しましょう。
まずは愛情バロメータUP
今、勉強の話をすると警戒されるということは、
- 過去に勉強のことを言われすぎてトラウマになっている
- 子どもにとって都合の悪い話ができない親子関係になっている
子どもにとって都合の悪い話ができない場合、まずは簡単なお手伝いなどから、お願いを聞いてもらう練習をするのがおすすめです。
徐々に、子どもにとって都合の悪い勉強の話も聞けるようにしていくことが大切でしょう。
次に将来の夢を一緒に考えよう
上記を行った上で、将来の夢を一緒に考えることが大切です。ごほうび作戦は、勉強をさせるための一時しのぎです。
将来の夢が見つかり、それを叶えるために勉強が必要だとわかれば、ごほうびなどなくても頑張れるでしょう。
夢を見つけるためには、子どもが興味がある習い事をしてみたり、興味があるイベントに行ってみたりするのがおすすめです。
子どもが興味ある分野の本を用意するなどをして、自ら関心事を学べる環境を作ることもいいでしょう。
夢が見つからないときは高校選びから
とはいえ、中2の段階では、夢や方向性が定まってなくても大丈夫です。高校3年生までに見つかれば、問題ないでしょう。
今の段階で夢が見つからないなら、ひとまず今後進みたい進路を探してみるといいです。そこに合格するために、勉強を頑張ろうと思えるからです。
行きたいと思える進路を見つけるには、行きたい高校の条件を書き出し、そこに合う学校を見学したり、学校祭に参加したりするといいでしょう。
候補の高校を見つけるのは、子ども一人では難しいため、親子で進路探しを行うことが大切です。
本日のまとめ
勉強の話をすると明らかに嫌がられる場合、過去に勉強のことを言われすぎてトラウマになっているか、愛情バロメータが低いことが考えられます。
まずは勉強のことを言いすぎず、愛情バロメータを上げることを意識しましょう。進路や将来の夢を決めることで、子どものやる気を引き出していくことも大切です。
明日ですが、「中学生が不登校になる3つの理由」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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