先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学一年生男子です。どうしても、国語が苦手で、読み書きが嫌いです。
まず文章の音読を親がしてから問題を解くのはあまり意味がないでしょうか?教えて下さい。
読み書きが嫌いな子どもは、多いです。この状態だと、成績が心配になりますよね。
そこで今回は「読み書きが嫌いな子に親ができるサポート法」についてお伝えしましょう。
お伝えするサポートをやっていただければ、お子さんの読む力と書く力は上がります。学校の勉強も楽になり、受験でも有利になるはずです。
意味がないことはない
親が音読をしてから問題を解くのは、意味がないことはありません。やらないよりはやった方がいいでしょう。
ただ、少しずれがあります。読み書きが嫌いな子どもの場合、親が読んでいたら読む力と書く力はつきません。
答えを書くときに子どもが書けば、多少書く力は身につくかもしれません。とはいえ、文字を書く力を集中的に鍛える勉強法ではないでしょう。
そこで、以下の勉強に切り替えるのがおすすめです。
読む力を鍛える勉強法
読む力を鍛えるおすすめの勉強は、「好きな本を読ませる」ことです。
文章を読むことに慣れることが大事なので、書店で子どもが読みたい本を買ってあげましょう。最初は、漫画でもOKです。
おすすめは、子どもが好きなものに関連したものです。たとえばワンピースが好きなら、映画が小説になったものなどは読みやすいでしょう。
またエッセイだと文章も少なくて読みやすいので、最初はそういったところから始めてもいいです。その上で、簡単な文章問題を解いてみましょう。
書く力を鍛える勉強法
書く力を鍛えるには、2つのステップがあります。最初は、苦手なところをチェックしましょう。
線を書くのが苦手なのか、文字を書くとはみ出してしまうのか、めんどくさくて書きたくないのか、を確認することが大切です。
ステップ2として、それを補う勉強をしていきましょう。
線を書くのが苦手で文字がぐちゃぐちゃになっているなら、まず線だけ書く練習をしないといけません。
漢字が苦手な場合は、ただ覚えていないだけの可能性もあります。その場合は、わからなくなっている学年から復習していくことが大切です。
本日のまとめ
読み書きが嫌いな子どもには、好きな本を読ませることから始めましょう。漫画でもいいので、文章を読むことに慣れることが大切です。
書く力を鍛えるには、まず何が苦手なのかをチェックしましょう。その上で、苦手な部分を補う勉強をしていきます。
明日ですが、「ギスギスの親子関係が笑顔に変わった事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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