先日、こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
学習障害グレーの中2娘です。愛情バロメータが上がるよう日々取り組んでいます。
先日高校選びについて、なんとなく話をしてみたら、「勉強するなら高校に行かなくてもいい」と言ってきました。
このまま放っておいてもやる気は出てくるでしょうか。
子どもが「高校に行かない」と言い出すと、親としてどう対応すればいいか悩みますよね。
そこで今回は、「高校は行かなくていい」と言う子どもの心理について解説します。
上手に対応をすれば、親子関係を悪化させることなく子どもの将来を一緒に考えることができます。お互いに納得できる進路を選べるはずです。
子どもが高校に行かないと言う3つの理由

子どもが「高校に行かない」と言う理由は、大きく3つにわかれます。1つ目は「愛情バロメータが低い」ケースです。
親からの愛情を感じられないと、子どもは気力が出ません。自分の未来に、希望を持てなくなります。
その結果、親を悲しませるような発言をすることがあるのです。「高校に行かない」という言葉も、親が嫌がるのをわかって言っています。
2つ目は「他にやりたいことがある」というケースです。歌手やアイドル、料理人など、明確な夢を持っていて進学しない子もいます。
3つ目は「5教科の勉強をしたくない」というケースです。高校は中学の延長だと思い込み、勉強から逃げたい気持ちで言っている可能性があります。
愛情バロメータが低い場合

愛情バロメータが低い場合は、上げるしかありません。今回の相談者さんのお子さんは、中2なのでまだ間に合います。
子どもが望むこと(好きな料理を作る、話を聞く、一緒にゲームをするなど)をできる限り行ってあげましょう。
これらを行うことで、子どもは親の愛情を感じられます。いずれ、気力も戻ってくるでしょう。
愛情バロメータが上がると、子どもから「やっぱり高校に行った方がいいかな?」と聞いてきます。そのタイミングで、一緒に考えていきましょう。
他のケースの場合は?

他にやりたいことがある場合、夢の強さによって対応を変えましょう。本気で、親が止められないレベルなら、応援するしかありません。
親がずっと反対し続けるよりも、「1回やってみなさい」と背中を押す方がいいです。うまくいかなければ、そこから高卒資格を取る道もあります。
通信制高校を提案するのも、1つの方法です。通信制なら、夢を追いながら高卒資格も取れます。
5教科の勉強をしたくない場合は、誤解を解いてあげましょう。専門学科なら、5教科の勉強をほとんどしなくても単位が取れるところもあります。
子どもがやりたいジャンルを勉強できる学校を調べてみましょう。「ここだったら行きたい」と思える学校が見つかるかもしれません。
本日のまとめ

子どもが「高校に行かない」と言う理由は、愛情バロメータの低下、他にやりたいことがある、5教科の勉強をしたくないの3つです。
愛情バロメータが低い場合は、上げましょう。子どもが望むことを行い、高校の話は一旦控えることが大切です。
他のケースでは、通信制高校や専門学科高校など、子どもに合った選択肢を一緒に探しましょう。親子で納得できる進路が見つかるはずです。
明後日ですが、「わがままが加速する子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ






































































































































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