最近、子どものひどい反抗に悩んでいませんか?この場合、子どもが愛情不足になっているかもしれません。
そこで今回は愛情不足の子どものサインや、その状態からの改善法をお伝えしましょう。
愛情不足は、子育てにおいて最も危険な状態です。これが解消すれば、反抗もなくなり、子育ては楽になります。
愛情不足になると出てくるサイン
子どもは愛情不足になると、次の3つのサインを出します。1つ目は、甘えの増加です。
「あれして、これもってきて、一緒にいて」など、子どもからの甘えが増えた場合、愛情不足になりかけている可能性が高いでしょう。
親が頼みを聞いてくれるかどうかで、愛情を確かめている状態といえます。
2つ目は、反抗的になることです。愛してもらえないイライラから暴言や暴力につながったり、こんな自分でも愛してもらえるかを確かめたりしてきます。
3つ目は、気力の低下です。繊細タイプの子どもは、朝起きられない、生きている意味を感じられないなどの無気力になりやすくなります。
愛情不足になりかけたら?
子どものことを愛しているのに愛情不足となってしまう理由は、時間が足りないことが原因のひとつです。
まずは、子どもに愛情を伝えられるような時間を確保しましょう。
たとえば家事の外注、時短家電を使う、仕事を変えるなどをして、子どもと接する時間をつくり、手をかけてあげることが大切です。また、
- 子どもが求めることをする(話を聞く、子どもがしたいことに付き合う、好きな料理を作る、スキンシップなど)
- 子どもが嫌がることをやめる(しなさい言葉ばかり使う、家庭のルールが多すぎるなど)
愛情に満たされると出てくるいいサイン
子どもの愛情が満たされてくると、次の3つのサインが出てきます。
1つ目は「情緒が安定する」ことです。イライラや気力が低い日が減り、安定する日が増えていくでしょう。
2つ目は「親子関係が良好になる」ことです。親のお願いを聞いてくれるようになり、困ったことがあれば相談してくれるようになるでしょう。
3つ目は「気力の向上」です。朝起きられるようになったり、勉強や学校に前向きになったり、未来に希望を持てるようになったりします。
子どもにとって、親の愛情=心のエネルギーです。愛されていると実感することで、自分の存在価値を感じられ、言動も変わっていきます。
本日のまとめ
子どもが愛情不足になると、最初は甘えが増えてきて、それでも満たされないと反抗や気力の低下につながります。
これを解消するには、子どもに愛情を伝えられるような時間を確保すること、子どもが求めることをして、嫌がることをしないことが大切です。
愛情不足が改善すれば、子どもの情緒は安定します。良好な親子関係が築け、エネルギーもUPするでしょう。子育ても楽になるはずです。
明後日ですが、「ネガティブな子どもを変える方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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