お子さんが自分の思いや悩みを話してくれないと、気持ちがわからずに困ることがありますよね。相談に乗りたくても、本音を言ってくれなければ難しいものです。
そこで今回は「子どもが本音を言わないときは?」というテーマで、子どもへの向き合い方をお伝えしましょう。
お伝えしたことを実践すれば、子どもは少しずつ本音を話してくれるようになります。信頼関係が深まり、問題が起きてもすぐに相談してくれるようになるはずです。
子どもが本音を言わない3つの理由
子どもが本音を言わない理由は、主に3つあります。1つ目は「話しても安心できないから」です。
過去に本音を言って理解してもらえなかった経験があると、伝えるのが怖くなります。
2つ目は「自分の気持ちがわからないから」です。思春期は特に、自分の感情を整理するのが難しい時期です。
隠しているわけではなく、自分の気持ちをうまく表現できないだけかもしれません。
3つ目は「親との関係が心配だから」です。親を心配させたくないという気持ちから、本音を言えないこともあります。
子どもが本音を言うようになる方法
では、どうすればいいのか。子どもが本音を話してくれるようになるために、次のステップを行いましょう。
ステップ1は「愛情バロメータを上げて信頼関係を作る」ことです。まずは子どもの話をしっかり聞き、最後まで否定せずに聞きましょう。
たとえ親の考えが違っても、「そっか、今は勉強ではなくゲームをしたいと思っているんだね」と、まずは気持ちを受け止めることが大切です。
ステップ2は「本音を言いやすい雰囲気を作る」ことです。親が先に少し本音を話してみると、子どもも話しやすくなることがあります。
子どもが話しやすいシチュエーション(カフェ、自宅、歩きながらなど)を見つけることも意識しましょう。
子どもが話したくなるまで待とう
これらを行っても、すぐに本音を話してくれるかわかりません。その場合、子どもが話したくなるタイミングを待ちましょう。
気持ちがつらくなったときなど、話したいと思うタイミングがあります。それまでは愛情バロメータを上げながら、じっくり待ちましょう。
無理に探ろうとすると逆効果になるからです。たとえば、進路について本音を話してくれないとします。
この場合、「普通科と工業科どっちに行きたいの?」と聞くより、「そろそろ進路決めないといけないね」と話題を振ってみるだけでOKです。
子どもが話したくないときに深掘りすると、信頼関係が崩れてしまうので注意しましょう。
本日のまとめ
子どもが本音を言わないときは、まず愛情バロメータを上げて信頼関係を作りましょう。
本音を言いやすい雰囲気やシチュエーションを作った上で、子どもが話したくなるタイミングをじっくり待つことが大切です。
明後日ですが、「食事中のベストな会話とは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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