先日、「過保護で育てられた子どもの特徴」という記事を配信しました。本日は過保護の反対である「過干渉」についてです。
今回の内容を見ていただくと、ほぼ100%「過干渉な子育てをやめよう」と思えるでしょう。
過干渉をやめることができれば、今より親子関係がさらに良くなり、子どもの問題行動もなくなるはずです。
そもそも過干渉とは?
過干渉の定義は「子どもが望んでいないことをやらせすぎること」です。たとえば、
- 子どもから頼まれてもいないのに、必要以上に「勉強しなさい」と言う
- 子どもから頼まれてもいないのに、「雨でぬれるといけないから、学校まで送っていくよ」と言って車で送っていく
あくまでも、やり過ぎて子どもが「ウザイ」と思ったら、そこからが過干渉になるということです。
大事なのは、子どもの気持ち
ただし、同じ行動でも「子どもの気持ち」によって、過干渉になるかどうかが変わります。
たとえば、子ども自身が勉強を頑張りたいと思っていて「僕に勉強するよう毎日言って」と頼んでくる場合、毎日言っても過干渉にはなりません。
子どもが求めているなら、どれだけ「勉強しなさい」と言おうが、車で学校まで送迎しようが、過干渉にはならないということです。
頻度や子どもの気持ちによって、過保護になったり過干渉になったりするといえるでしょう。
過干渉で育てられた子どもの3つの特徴
過干渉で育てられた子どもには、次の3つの特徴が出てきます。1つ目は、親子関係が悪くなることです。
自分が嫌なことをしてくる親のことは、嫌になって当然だからです。2つ目は、未来に希望を持てなくなります。
過干渉は、子どもの行動をコントロールしすぎることだからです。その結果、子どもは「自分の人生はどうせ親に決められる」と感じてしまうでしょう。
3つ目は、無気力になります。自分の未来に希望を持てないと、生きる気力もなくなるからです。
「なんで、俺の人生を親に決められなきゃいけないんだ」とイライラを爆発させて暴れたり、暴言を吐いたり、家出をしたりするケースもあります。
子どもに干渉することは、悪いことではありません。ただし、やり過ぎには注意しましょう。
本日のまとめ
過干渉で子どもを育てると、「親子関係が悪くなる」「未来に希望を持てなくなる」「無気力になる」という特徴が出てきます。
子どもがこれらの特徴に当てはまる場合、「〇〇しなさい」という指示を少しずつ減らしていきましょう。
ただし、人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反すること(迷傷法)はそのまま伝えてOKです。
明日ですが、「勉強を頑張れない受験生とその親へ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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